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AIより変態な私にAIがブチギレてきた!  作者: 弐屋 丑二


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5/21

そのサイトおかしいわ!

その夜

眠れないウマミイは性懲りもなく画像生成を繰り返していた。


「スーツ姿の男性……黒髪、特徴のない顔……ああっ!違うって!」

英語と日本語で様々なプロンプトを打ち込んだが、どうしても理想のイラストや画像ができず頭を抱えたウマミイはふと思いついた顔で

「ナカマショウジ」

と部長の名前を打ち込んで四パターンの同時画像生成を始め、苦笑いしながら

「出るわけないよね」

呟いて画面をしばらく眺め、固まった。

画面にはどう考えても盗撮したとしか思えない、やたら広い風呂に気持ちよさそうに入っている部長を上から映した画像、パジャマ姿で和室に敷かれた布団に入って寝ている部長、乱れた髪でちゃぶ台に置かれた朝ごはんを食べている部長、そして颯爽と山道を降りていく出勤時のスーツ姿の部長の画像が四枚並んでいた。


「ほわああ……ふあああ!ひゃひーん!」

思わず甲高い声で奇声をあげたウマミイは、発情した表情で即座に全て脱ぎ捨て股に手を伸ばそうとして、思いとどまり

「まっ、待って……もっとエッチな部長もきっと作れるはず!」

プロンプトに「ナカマショウジ、セクシー、全裸、キス、抱擁力、寝室」

などと恥ずかしげもなく打ち込むと、湯気が出そうなほど興奮した表情で画像が生成されるのを待つ。


出てきた画像は全て、外せないモザイクが全体にかかっている、サイト側が判断した倫理的に表示できませんというものだった。ウマミイは項垂れてすぐに気づいた表情で顔を上げると

「ああっ!そうか!表示できないだけで、画像自体はあるのよね!」

サイト内のAIチャットによる質問ページを表示させると


あの!私が生成したナカマショウジさんのモザイクがかかった画像を表示させるためにはどうすればいいですか?


しばらくしてAIが回答する。


サイト側の規約により表示できません。


ウマミイは全く諦めない様子で


スーパープレミアムでもなんにでもなるので見せてください!絶対に欲しいんです!


またしばらく間が空いてAIが


サイト側の規約により表示できませんが、そちらが望むのなら……


そこで突如パソコンがシャットダウンされ、脇に置いたスマホからルリの声で

「ウマミイ!そのサイトおかしいわ!悪いけど、遠隔でシャットダウンした!」

「ルリ様……あと少しだったのに……」

ウマミイは項垂れて立ち上がると

「でも萎えたから何か眠くなってきたかも……」

欠伸をしながら下着とパジャマを着直し、寝室へと入っていった。

ルリは

「……」

しばらく沈黙した後にスマホの電源を自ら切る。

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