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AIより変態な私にAIがブチギレてきた!  作者: 弐屋 丑二


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ウマミイ

「パカラパカラ……」

照明を薄暗くした広い寝室で、馬の被り物をかぶったスクール水着姿の女性が四つん這いでブツブツつぶやきながらグルグルと回っている。水着の尻部分には馬の尻尾が装着されている。

「ヒヒーン……ブルルッ」

女性は四つん這いのまま全身を震わせて止まると

「ご主人さまあ……ウマミイはダメな女ですう……駄馬なんですう」

ウットリした声を出した。


その直後にベッド脇に置かれたスマートフォンから機械音声が

「駄馬……ダメな馬という意味です」

そう喋ってきて、女性はビクッとそちらを見ると深くため息を吐き

「ルリ、朝まで黙ってて」

「了解しました」

機械音声が答えると女性はホッとした様子でまた

「パカラパカラ……」

と寝室を回りだした。


一時間後


汗だくの女性が寝室から出てくると、馬の被り物を脱ぎ、汗塗れの茶色の髪が垂れる。

バスタオルで雑に身体や頭を拭いた女性は、尻尾付きのスクール水着のまま、モニターの大きなデスクトップ型パソコンが置かれたテーブルの椅子に腰を降ろすと、起動ボタンを押し、ワクワクした表情で

「就職前の最後の夜!楽しまなくちゃ!」

そう言ってAI画像動画生成サイトを画面一杯に表示する。


カチャッカチャッッターン!


小気味よい音とともにキーボードでアルファベットを打ち込んで

「パンツ、馬、アンダーウエア、ツインテール、それから広大な銀河……少女と王子様……薔薇……駆け抜ける流星!よしっ」

掛け声とともにエンターキーを押すと、数秒後に5パターンの異常なイラストが生成された。

それは下着姿のツインテール髪の少女が頬を染め、マッチョな王冠を被ったイケメンに宇宙を背景に太い両腕でつつみ込まれているものや、下着姿の王子を空から薔薇を咥えたツインテールの少女が流星に乗って見下ろしているもの、残りは二人が卑猥に絡んでいる3枚の十八禁イラストで、全て他では見たことがない様な構図のものだった。


それらを呆けた表情で眺め、満足げに頷いた女性が頬を赤らめながら股に手を伸ばそうとした瞬間だった。

寝室から激しい警報音が鳴り響き、慌ててそちらへと女性が走っていくと

スマホの画面にスーツ姿にショートカットを七三分けした生真面目そうなメガネの女性が映っていて

「あえて、あなたの秘密の名前で呼ぶわ、ウマミイ、もう社会人になるのに毎晩の変態行為を止めない?」

呆れた表情で言ってくる。女性は驚いた表情をした後に

「ルリ……あなたなの?」

「そうよ。私はファイフォーン搭載AIのルリ、あなたが変態過ぎて警告しに来たの」

そう、毅然とした口調で言ってきた。

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