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結 まだはじまっていないことに絶望する

「……ネ、ネネネ、ネ喪は隔離推奨ぉおおおおおっ~!!」


 心の中の鬱憤を吐き出すと、前回と同じように気圧が変わったような感覚があった。

 一瞬の間を置いて大家の上に発生した光の拳が真下の大家へと向かって振り下ろされる。

 ガキン、と耳を塞ぎたくなるような激突音と同時に目も開けていられないほどの眩い光に寿璃恵は目を閉じた。



「やっぱり、ジュリはすごいにゃん」


 キラキラとした目で寿璃恵を見上げてうにゃが感嘆の声をあげる。

 そのうにゃを見下ろしつつ、寿璃恵は細かく震えている自分の手を握りしめた。


「これだけすごい能力があれば願いなんてすぐに叶うにゃん! 変わりたいと思えば今みたいなゴミカスみたいな生活すぐに抜け出せるにゃん!」

「……え……?」

「あ~、でも~、ジュリエが真人間になったら負のパワーが減って戦力ダウンだにゃん。やっぱジュリエはこのままでいいにゃん!」

「こ、……こ、このまま、で……?」


 このままでいい、といううにゃの言葉に寿璃恵は言葉に詰まった。

 職も家もない寿璃恵は、今の『このまま』では生きていくことなどできない。だから『このまま』ではいられない。でも――。


「それよりも妖魔だにゃん。完全に世界から滅殺するにゃん」

「う、……うにゃ……」


 倒れた大家に向かって駆け出すうにゃの後を寿璃恵は慌てて追いかけた。

 大家の顔を覗き込み様子を窺い、ややあってうにゃは寿璃恵を見た。


「マジか! ヤバいにゃん! こいつも人間だったにゃん!」

「……やっぱり……」


 寿璃恵が部屋を借りた当初から大家の性格は変わっていなかったように思う。だから妖魔とかそういう何かではないと思っていたが、寿璃恵の予想通りであったようだ。

 だからと言って寿璃恵はうにゃを責めるつもりはない。

 ただ、無実であった大家を攻撃してしまった自分自身を責めるだけである。

 自分のような無価値な人間がとんでもないことをしてしまった、と。

 正直な話、感覚が麻痺しているのか寿璃恵は何も感じていなかった。更にそれを責めても何の感情も湧いてこない。

 

「何で!? 何で人間なのに、妖魔のような思考回路してるんだにゃん!? どうなってるにゃん! ニンゲンおかしいにゃん!!」

「相変わらずのボケっぷりだな、ド腐れ妖精」


 声は寿璃恵の背後から聞こえた。

 緩慢な動きで声の方を振り向くと、寿璃恵たちから数メートル離れた路地にたたずむ一つの影があった。

 大家を家の外に呼び出して問答無用で叩きのめしたのだ。こんな深夜に大家を訪ねて来る常識知らずが寿璃恵たち以外にいるのだろうか。


「ま、まさかその声! ハムくんなのかにゃん!」

「気安く呼ぶな!」


 人影は猛スピードで寿璃恵の横をすり抜けるとうにゃの前に立ちはだかった。

 目にもとまらぬ速さで動くその人物に驚いて固まり、寿璃恵はどこかで聞いたような名前を頭の中で検索する。

 確かうにゃが言っていた、先代の魔法喪女の名前だ。

 魔法喪女としては先輩になる――いや、男性だから魔法喪男? それとも単に魔法使い? ――とにかく、先輩のはずだから、うにゃとは親しい間柄なのだろう。二言三言交わした言葉だけで彼らの距離感の近さはわかった。


「ハムくん! ……ちょっと見ぬ間にすっかりスリム化したにゃん! かっこよくなったにゃん!」

「デブが少しやせた程度でカッコ良くなれるんだったら世の中に整形手術なんて必要ないんだよ! このクソ妖精!」


 痩せた、と言われたハムくんとやらは寿璃恵の2倍近く体積があるように見えるが、以前はどんなスタイルだったというのか。

 眼鏡をかけたチェックシャツとジーンズのふくよかな姿は遥か昔のオタクスタイルである。時代遅れを通り越して既にコスプレにも近いかもしれない。頭にバンダナを巻いていれば完璧だったのに。

 それは本人が自認しているとおり「かっこいい」とは口が裂けても言えないものだ。


「一般市民に向かって魔法を放つなんて、妖精がそんなことしていいのか?」

「う、うう、バレなきゃ問題ないにゃん!」

「腐った性根は、相変わらずのようだな」


 何だか妙な感覚を覚え寿璃恵は辺りをきょろきょろと見回した。

 先ほど寿璃恵が心の叫びを放ったのと同じような気圧が変化するような――ということは、これは魔力だ。


「な、な、何するにゃん!」


 魔力が向かう先にいたうにゃはあからさまに顔を引きつらせ寿璃恵に向かって走り寄る。同時に今までうにゃがいた場所に大量のつららが降り注いだ。

 寿璃恵の使う魔法とはまた違う。鬱憤を思いきり叫ばなければ発動しない寿璃恵のそれよりずっと強力かもしれない。


「何って、邪悪な妖精を始末するんだよ」

「じゃ、邪悪って……! うにゃは邪悪じゃないにゃん!」

「誰のせいで人格崩壊寸前まで追い込まれたと思ってんだ! この悪魔!」

「じ、人格……ほう、かい?」


 うにゃから聞いていたものの、耳にすると動揺する言葉だ。そうだ、確かにうにゃは寿璃恵の前任者が人格崩壊したと言っていた。とても人格崩壊したようには見えないが、魔法を使って治療でもしたのか。


「そういえば! ハムくん人格崩壊してたんだったにゃん!」

「忘れてたんかい!」

「でも、元気そうでよかったにゃん」

「……くそ猫……っ!」


 さりげなくうにゃは寿璃恵の背中に隠れ、鼻先で寿璃恵のふくらはぎをつつく。

 

(あの様子、ハムくんは妖魔に取りつかれているにゃん)

「え、ええ! えええ!?」


 こそこそと告げて来るうにゃの言葉に寿璃恵は、思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。

 今までの経緯から、多分、恐らく、いや100%ありえないんじゃないだろうか?


「誰が妖魔だ! お前はいつもそうやって一般市民を妖魔だと決めつけてオレに魔法を使わせて……」

「じょ、……常習、犯、だった、の……?」

「違うにゃん! どう考えても人間おかしいにゃん! 思考回路が妖魔に近い人間が多いにゃん!」

「そんな言い訳にならない言い訳で逃れられると思っているのか?」

「でも、ハムくんどうやってあの廃人状態から抜け出したにゃん?」

「……二次元は……裏切らないんだよ! 妖精どもと違ってなあ!」


 少し寂しい言葉を強い口調で言い放ち、『ハムくん』はようやく寿璃恵を見た。


「……そういうわけだ。その性悪妖精を渡してもらおうか」

「あ……、あ、あの、う、うにゃを、どうする、つもりですか?」

「撲殺」

「ひっ!」


 迷いのない返答に、寿璃恵は思わず息を飲む。


「ハムくん! どうしてそんなこと言うにゃん! うにゃはハムくんと一緒に戦った仲間にゃん!」

「後ろから撃ってくる奴を仲間とは言わん! あんたもどうせその妖精にいいように使われているだけだろ? こんな骸骨みたいななりで何ができるんだ?」


 骸骨、なんて言われ慣れている。わざわざ傷つく必要なんてない。

 こみあげた何かを振り切るように寿璃恵はうにゃを見やった。

 確かにうにゃは間違えてばかりでとても優良とは言えない。

 だが、寿璃恵にだって優れたところなんてない。というか人ですらない。

 人間になりたいという願いがあるからこそ、願いを叶えてくれる可能性があるうにゃを撲殺するなんて――。


(ううん)


 願いは、確かに寿璃恵の心の叫びから来るもの。だが、それだけじゃない。

 うにゃは――。


「……わ、わ、私、にもっ!……魔法、が、使える、からっ!」

「あ?」

「な、な、にもできないわけじゃなく……て、うにゃを撲殺、なんて、させない……」

「はあ? 聞こえないなあ?」

「うにゃは渡さない! だって、私、魔法喪女だからっ!」


 自分の言葉に自分で驚きながらも寿璃恵は力を振り絞って『ハムくん』の目を見た。

 ずっと、他人と目を合わせるのが怖かった。

 寿璃恵を見る目が異形の物でも見ているかのような目で、それを直視するのが怖かった。

 でも今は、人ではない妖怪ではなくて『魔法喪女』だから。だから、怖くない!


「ほお? この俺とやり合うってのか。なんでそんなにその愚妖精を庇う? 利用されてるだけってわからないのか?」

「う、うにゃは……、わ、たしに、か、か『変わらなくていい』って初めて言ってくれた人だから」

「はあ?」

「へ?」


 『ハムくん』だけでなくうにゃまで寿璃恵の言葉に怪訝そうに聞き返した。


「みんな、口をそろえて言うの、普通の人に近づきたいん、だったら、『変わらないと駄目』って。……わかって、る、の。この、ままじゃそのうち、骸骨妖怪のまま、飢え死に、するって。でも……こ、怖い! ……怖い、の……。私が、少しでも何かを、しようとすると、化け物って、言われちゃう、からっ」

「……」

「……」

「だ、だから、嬉しかった! うにゃが、このままで、いい、て言ってくれて、認めて、貰えたような、気がして。だ、だから、うにゃには、か、か、感謝しか、なくて。だから!」

「おい! 何でこんな純粋なのを騙してんだ! 何か俺の方が悪者になった感が一気に増したし!」

「……ジュリ! ……そうにゃん! ジュリはこのまんまで最強なんだにゃん! こうなったらハムくんと戦うしかないにゃん」

「更に洗脳しようとすんな!」


 戦う。うにゃにそう言われて寿璃恵は大きく息を吐きだして、そしてゆっくりと吸った。

 心の中に巣食っている鬱憤を吐き出すだけで寿璃恵の魔法が発動する。

 ずっと、心に棲んでいる黒い感情を――。


「くそ、やるしかないのか! つーか、絶対ぶっ殺す! ド腐れ妖精めぇ! 真喪の真価をみせつけてやる!」

「わざわざ! 絡んでこないでよぉおおおっ!」


 見ない振りをしてくれればいいのに、なぜ罵られなければならないのか。なんでわざわざ関りを持とうとするのか。

 つきつけたくて、声に出すことができなかった感情を吐き出した瞬間、寿璃恵の周囲を魔力の壁が覆った。

 同時に『ハムくん』が放った魔力が炎の壁となり寿璃恵たちに襲いかかってきたが、寿璃恵のつくり出した壁に触れてあっけなく掻き消える。


「ジュリ! 行っけー! にゃん!」

「私の、ことは、こ、この、まま! 放っておいてええええええっ!」


 全身の毛が逆立ったような感覚と共に、『ハムくん』の頭上から光輝く拳が『ハムくん』に向かって振り落とされる。


「ぐあああああっ!」


 『ハムくん』は一瞬だけ抵抗する素振りを見せたが、あっけなく拳に押しつぶされた。

 

「お、おわ、った……」

「勝利にゃん! すごい! ジュリは本当にすごいにゃん!!」


 大喜びするうにゃにかすかに笑みを見せて、寿璃恵はその場に崩れ落ちる様に膝をついた。

 そして気づく。

 一匹も妖魔とやらを倒してないし、むしろ住まいと職を失ってしまった。脱力するしかない。


「こ、れから、どう、しよう……。家、……収入……」

「ジュリエ……。……あ、そうだにゃん!」


 うにゃは何かを思いついたようだったが、この妖精の思い付きは何となく怖いような気がする。

 全く期待せずに寿璃恵はうにゃの言葉を待った。




「う……」


 小さな呻き声と共に、隣のベンチに寝かしてあった『ハムくん』が起き上がったことで寿璃恵は微睡から覚めた。

 すっかり朝である。

 ラジオ体操に集まったご老人たちの視線が痛いと感じていたところだ。『ハムくん』が起きてくれてよかった。


「……こ、ここは……」

「公園だにゃん。ジュリエの魔法パワーで『ハムくん』を運んであげたにゃん」

「そんなこと頼んでない!」


 反射的にかうにゃに怒鳴り返し、寿璃恵に視線を向けると『ハムくん』はバツが悪そうにすぐに視線をそらした。


「いや、その、そのまま転がしときゃよかったのに」

「あ、あの、『ハムくん』さん! ……お、お願いしたい、ことが、あって」

「その『ハムくんさん』はやめろ! 山田羽牟列斗(やまだ はむれっと)だ!」


 人のことは言えない程度には寿璃恵もキラキラネームだがとんでもない当て字名である。

 内心そんなことを思いつつ、寿璃恵は唾を飲み込んだ。


「や、山田さ、ん。あ、そうだ、わ、私、田中寿璃恵と言います」

「それはそれはご丁寧にどうも」

「いえいえいえいえいえ、あの、こちらこそ」


 気まずい空気のままペコペコと頭を下げ合って、何だか無駄な時間を過ごしているにゃんとか言っているうにゃの言葉は聞き流して、寿璃恵は再び自分の両手を強く握り締めた。ちゃんと言わなければならないのだ。


「や、山田さんに、お願いがあるんです。その! ほ、保証人、になってください!」

「絶対やだけど!」

「え」

「何でそんなこの世の終わりみたいな空気醸し出してんの! ほぼ初対面の人の保証人とか死亡フラグだって!」

「……住むとこ、ないんです。……魔法、で、大家さん、倒して、しまって」


 寿璃恵の言葉に山田の鋭い視線がうにゃを貫く。諸悪の根源はうにゃだと決めつけて――いや、もうその通りなのだが。

 うにゃを止められなかった寿璃恵にも責任はある。だからうにゃだけを責めるつもりはない。


「……し、仕事も、失って、しまって、他に、た、よれる親族、もいなくて」

「ちなみに、なぜ失業を」

「て、店長を、魔法で……」

「またお前のせいか!」

「ふ、不可抗力にゃん!」

「んなわけ!」


 山田はうにゃを怒鳴りかけて、言葉を切ると深いため息を漏らした。


「……わかった。元はと言えば廃人状態に追い込まれたとはいえ、この邪悪な妖精を別の人間の所に行かせたオレにも責任がある」

「何だか釈然としない物言いだにゃん」

「そんなことを言える立場か! この悪魔! ……ちょうど、投資用に購入したマンションが一部屋あって、まだ不動産会社とも契約していないからそこを使ってくれていい」

「と、投資、用……?」

「ハムくん、『実家が太い』系なんだにゃん。働かなくても生きていける高等遊民なんだにゃん」

「こうとう、ゆうみん……?」


 聞いたことのない単語だった。

 いや意味はわかる。ニートってことだ。


「まあ、そのアホ妖精の言うとおりなんで、まあ一室ぐらい収入が入らなくても問題なく生きていけるから、とはいえ仕事が決まったら家賃は貰う」

「……あ、ありがとうござい、ます……」


 遠慮すべきなのかもしれないが、今の寿璃恵に遠慮する余裕などない。ありがたく厚意を受け取るのみだ。

 ちゃんといつか、返せるようになりたい。

 それは早々に職を見つけて返せるものなのか、はたまた魔法喪女として頑張った先で真人間となってはじめて返せるものなのか、今の寿璃恵には想像すらつかないが。


「後、オレもまだ魔法を使えるからな、妖魔退治、手伝ってやる」

「え!?」

「本当なのにゃん?」

「いや何か、妖精にいい様に使われて不幸になってくのがわかってんのに見てるだけとか、罪悪感が……」

「やっぱりハムくんはカッコいいにゃん!」

「……いや、もう、本当に、お前を自由にしとくと泥沼状態にしかならないから……。いつかヤる。マジで」


 あくまで監視役を兼ねてだ、と強調する山田と、嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねているうにゃを見て、寿璃恵は俯いた。

 (こんな、こと、起こっていいの……?)

 まるで奇跡だ。

 住むところと、協力してくれる人、認めてくれる妖精、全部が今この場にある。

 今の寿璃恵にはそれだけしかない。それだけなのに、全部が寿璃恵の今までの人生において無縁だったもの、だったから。


「ジュリエ、泣いてるにゃん?」

「……い、生きてて、よ、かった……!」

「何で!? え! ちょっと田中さんそんなんで大丈夫なのか!? ちょろすぎるだろぉ!? だからこういう性悪な詐欺師みたいな妖精に騙されるんだろ! しっかりしてくれよおおおお!」




 妖精うにゃに導かれ、魔法喪女として覚醒した寿璃恵。

 先代の魔法喪男、山田羽牟列斗を仲間に加え、現世の妖魔退治の道のりはまだはじまったばかり。(むしろまだ始まってさえいない)


 真人間になるという願いを叶えるために、魔法喪女は今日も就活に頑張るのであった。



(終わり)

うにゃのワンポイント喪語講座!


ジュリエが冒頭で叫んでいる「ネ喪」っていうのは、通称「ネット喪女」のことにゃん。

ネット上で顔が見えないことをいいことに恋愛経験とそこそこ縁があるのにも関わらず「モテない」を自称する女性のことだにゃん。女性かどうかも怪しいにゃん。え? 男性の場合はネカマっていうのかにゃん。

テスト前にバリバリ勉強しておいて「俺全然勉強してねーわ、詰んだわ~!」とか言うイミフなマウンティングと同義なんだにゃん。

無意味な卑下は本当に恋愛経験と縁がない人を傷つけるにゃん。戦争に発展するから虚偽はやめた方がいいにゃん。

ちなみに対義語はハムくんが言っていた『真喪』だにゃん。

ハムくん、お金があるのに全然モテないって嘆いていたにゃん。その心からの叫びを魔力と化して魔法を発動させるからハムくんは最強に近い魔法喪男なのにゃん!


そんな感じでまた会う日まで、シーユーにゃん♡



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三人目の仲間『ホスト狂いの夜の女王リアちゃん』って設定を作ったけど……どこかで活用でき……ないか。

こんなカオスな話、読んでいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
魔法喪女は魔法喪男を圧倒するのかぁぁぁ! そして、結局妖魔は出てこないのかい! まぁ、人外よりも人間のほうがよっぽど厄介と言うのは分かりますが。 店長は大家さんは成敗されても仕方ない人種だったのかも。…
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