湯上がり…
風呂からでた俺…。衣織の強烈な言葉に、頭の中が、パニックになっていた。”…そ…そういえば…確かに…彼女の胸…”それなり”に大きくて…。か…形がとても綺麗だった…” 俺は、海で遊んでいた時、衣織に話しかけた、彼女の姿を思い出す。衣織に目線を合わせ、膝に手を置いて曲げた時、その”胸”が強調されていた…。白い肌に、緑色の水着…髪から、ぽた、ぽた、と落ちた水滴が、彼女の首辺りをつたい…胸の”谷間”へ…。それがまた…エロく…て…いうか…彼女、痩せたとか言う割に…スタイル抜群だった。細くくびれたウエスト…小さなおしりだけど…キュッと引き締まっ…ダメだ…！想像したら余計に！俺は、風呂の前の廊下に、設置してある、ウォーターサーバーから、水を汲むと、一気に飲み干した…。水を飲んでも、焦りからか？汗が一向に引かない…。「”……部屋…戻るか…”」 そう呟き、部屋へと向かう。まきさんとけいさんが先に出ていて、フロント近くに置いてある、パンフレットを手にしていた。「”？あれ？衣織が居ない”？」…。まきさん達に声をかけた。「”まきさん、けいさん、衣織は”？」 まきさん達が話そうとした時、「”パパ”！」と声が聞こえた。 声が聞こえた方に、振り返ると、ラウンジの椅子に、腰掛けている彼女と、手を振る衣織。俺は、まきさんたちから、衣織と彼女の方へと歩み寄って行った。近付くと、衣織は、紙コップで飲み物を飲んでいて、隣に座っている、彼女は…気が抜けていた…。「……。」 俺は、「”あ…あんな事”言われたらな…」 と彼女を見ていた。「”河本さん”。」 まきさん達がパンフレット片手に、こちらへと向かって来た。「”明日、クラゲ水族館に行った後、ここに行きませんか”？」…。
《湯上がり》
お風呂から、出た私。ラウンジで衣織ちゃんは、飲み物を飲んでいた。椅子に深く座り、ぼーしていた。衣織ちゃんは、りんごジュースを美味しそうに飲む…。「…”はぁ…気持ちよかった…けど…衣織ちゃんには、参った”…。」 気が抜けた私。…しばらく、ぼーとしてた。…「パパ！」 衣織ちゃんの河本主任を呼ぶ声が聞こえた。
