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衣織ちゃんの質問

衣織ちゃんが不思議そうに、私達を見ている…。”河本主任”と私は、同時に声をかけた。

「”衣織?どうした”?」 「”衣織ちゃん?どうしたの”?」 その声に気がついて、こちらへと、話しかけてきた衣織ちゃん…。それは…。

「ね〜…パパも、うみちゃんも、どうして、”おなまえ”で、よばないの??」

唐突な彼女の質問…。私は、目が点になり、河本主任は、鉄砲をくらったような、顔になっている…。更に質問を続ける衣織ちゃん…。

「”だって、パパは、ひでくん、”とよかわ”くん、まきさん、けいさんてよぶし、なんで、うみちゃんだけ、”あおのさん”て、よぶの?うみちゃんも、ひでくん、まきちゃん、けいちゃん、”とよかわ”くんて、でも、パパには、”かわもとしゅにん”、てよぶんだよ?…なんで”??」

私は…”どうして”?って言われても…。て…いうか…なんで、”豊川”君だけ?苗字なの?…「”衣織ちゃん、”豊川”君も苗字で呼んでるよ?”豊川君”と同じだよ?」 伝えた…が…「”そう言えば、俺、衣織ちゃんから、”とよかわ”くんて呼ばれるな?なんで?”」…よ…余計な火種をまた、落とす、豊川君…。 豊川君の質問には、けいちゃんが答えてくれていた。そんな豊川君の質問を、よそに…衣織ちゃん…

「なんで??」

《衣織ちゃんの質問》

路駐の俺たちに聞いてきた、衣織の唐突な質問。それは、「”なぜ、”彼女”だけ苗字で呼ぶのか”…?」 だった。俺は、衣織のストレートな質問に、ギョッとしいる。「”い…イキナリ…ナ…二…言ったかと…思えば”…。」 と…「”豊川君も苗字で呼んでるよ?”」 ”彼女”が衣織に答えている。が…その質問には、無視して、俺たち2人に「”なんで”?」 いや…あの…。た、確かにそうなんだが…言葉に詰まる俺…「衣織、あのな…」 と突然!! ”ビッ!!!後続の車がクラクションを鳴らした。「”衣織、また後で話そう。今、道路の近くに、車停めてるから…な”?」

そう話して、飲み物も買わず、車を出した俺…。今の会話で眠気が、完全に飛んだ俺と”彼女”…。

「ま…まぁ…宿に着くまで、まだかかるから、その頃には、忘れてんだろ…。」 ところが…俺の考えが甘かった。運転中でも、衣織の質問は、止まらない。今度は、英やまきさん達に尋ねている。英達は、 「うーん?何でだろうね?♪(笑)」 ひ…英…。ニヤニヤが止まらない、英とまきさん。豊川君は、けいさんの話しを真剣に聞いていた。


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