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眠気が…

衣織ちゃんの一言で、アタフタした河本主任を見て、一気にドキドキしていたのが、無くなった私…。「”やっぱり…ただのエロタヌキ”…。」 河本主任、どう見ても…タヌキにしか見えない…。…。「…”そのうち、頭に葉っぱ乗せて、化けるかな”?」そんな事を思いながら、お店を後にして、宿へと向かう。河本主任の運転は、穏やかで、お腹がいっぱいの私は、海で遊んだ、疲れからか、ウトウトしていた…。「”…あ…道…案内”…。」 自販機が目に付いた。「”河本主任すみません…ちょっと、あそこの自販機に、寄って貰っても”…」 河本主任の車は、自販機の少し手前で、ハザードを上げて、止まってくれた。車を停めると、「”俺も行きます”。…英君達は”?」 後ろを見てみると、衣織ちゃんと何か話している。「”う~ん”??」 不思議そうな目をした衣織ちゃん。…”どうしたのかな?” 飲み物を買いに行く前に、今度は、爆弾が降ってきた…。

《眠気が…》

昼飯を終わらせ、店を出た俺たち。車に乗り、彼女に道を聞く。「”ここから、多分…海の見える方の道を行きましょうか”」 さっき、泳いだ海水浴場の道をひたすら、北に進む…。市街地を抜けて、1度、山道に差し掛かる前…何となく、彼女を横目で見た…。「……?…”あれ”?」 ウトウトしている彼女…。「”…ね…眠いのか”…?」 と…眠ってしまう彼女…。寝顔が…ていうか…ネコみたいだ。顔つきがネコっぽい彼女…。眠っている彼女…仔猫みたいにみえる…その寝顔を、横目で何回か、見た。「”…。”」 俺の隣で…静かに寝息を立てる彼女…。その寝顔に俺まで…ヤバい…。眠気が…。さっき、衣織が少しだけ残した、そばも食ったから…。眠気と戦う俺…。「”ヤバい…眠い”…。」 と、少し離れた所に、自販機が見えた。「”助かった。あそこでコーヒー買うか”。」 俺が、そう思っていると、彼女が「””河本主任”すみません…。ちょっと、あそこの自販機に寄って貰っても”…」

俺は、自販機より、少し手前に車を停車させ、ハザードを上げた。「”俺も行きます…。?…衣織、大人しいな?…寝てるかな?”」と思いながら、「”英君達は…?」 後ろを振り返る…と、何やら、英と衣織は、話していた。「”う~ん”?」 不思議そうにしている衣織。「?”なんだ”?」 …その後…衣織が俺に”爆弾”を落としてきた…。



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