水遊び
砂浜から波打ち際まで、走った私達。砂が焼けるように熱かったから、海水で湿った砂が、とても気持ちいい!豊川君が先陣を斬って1番に水の中に!私達も!!
豊川君とけいちゃん達と、大ハシャギな、衣織ちゃん。とても楽しそう♪私も一緒に遊んだ!…ふと…あれ?河本主任がいない?…あ 、何か英くんと話してる?…”どうした…の?” …声をかけようと、近寄ろうとした、瞬間…! ”スタート!”… 猛スピードで、テトラポットに向かって、泳いでいく?!「”か…河本主任?!…え!…はや”?!」 まきちゃん達も、思わず、「「”はやーい”!」」 豊川君は、衣織ちゃんに「パパ、スゴいね?!」「うん!パパー、!ガンバレー!!」テトラポットに1度、登り、キレイな弧をかくように飛び込む。”……!…かっ…”。浜に1番に着いた河本主任…。浜辺に上がった主任…濡れた髪を、ザっと…かきあげた…。
《水遊び》
俺と英は、どちらが早いか、競走した。卓球部だった英。だが、英は、スポーツ万能。俺は、バレーボールと泳ぎだけは、得意…。「…スタート!」 さすが英…早い…が…俺も負けねぇ…。無我夢中で泳ぐ俺…。衣織の声が聞こえる…。「”パパー!ガンバレー”!!」 …テトラに登り、もう一度、飛び込む。英は…遅れてる!クロールで浜まで泳いだ。…英は…いない!俺の勝ちだ!…と…髪をつたって、海水が目に…髪をかきあげた。…ん?…ぼんやりと俺を見ている”彼女”…。「?…。どうしたんだ?」 と「”河本主任”!」 豊川君が俺を呼んだ。「?…なんだ?」 俺は、豊川君達の元に向かった。彼女も来てくれた。「”衣織ちゃんがお腹空いた”って」…「おなかすいた〜。」
あ〜…もうそんな時間か…。ここに着いたのは、車の時計で11時近かったもんな。「”青野さん?お昼どうします?”…?」 何となく…”うわの空”の彼女…。…?…「”あ、ごめんなさい。そ…そうですね。じゃぁ、お昼ご飯に行きましょうか?…衣織ちゃん、明日も海で遊ぼうね”。」 衣織は、「”うん”!」と元気よく頷いた。俺は、”?”…衣織と話す彼女。…彼女…なんか…様子が…変だ?海の家に、パラソルとシートを返し、海の家で、シャワーを浴びた。彼女達も、身支度を整えて、今度は昼飯へと、向かった。彼女が助手席に座り、案内を始める…。けど…俺と、目を合わせようとしない…?……。やっぱ…”あんな目”で見れば…。彼女の案内で、飯屋に着いた。海から、15分くらいの市街地…。変形した、細い路地を入っていく。彼女が案内したのは、この土地の郷土料理が食える店だ。値段もリーズナブル。「”おそばや、海の物、お肉もあるよ”♪」 話していた。…だけど…なんか…さっきまでの…”彼女”とは、違う?




