表部隊
朱雀の間へ入る。テーブルで椅子席。
「いらっしゃいませ。伊原様。」
「あ、白鳥さん。今日はよろしくお願いします。」
「たの…あら?貴方はチャロさんの…」
加藤主任に声をかけた、白鳥さん。
「先日は大変お世話になりました。チャロくんも明里も凄く喜んでました。」
加藤主任が白鳥さんに頭を下げた。
「良かったです。今日はチャロさん、来てないの?」
「はい。」 「そう…。」
白鳥さん?
「あの後ね、チャロさんかなり話題になったのよ。かわいいって。後、お行儀良すぎるって。」
白鳥さんチャロくんを絶賛…。
「あの日はチャロさんと同じような猫さんも宿泊されていたんだけどね…シャーって発動…」
「白鳥さん…猫大好き?…」
「えぇ大好き♪うちにも3匹いるの。」
マスク付けてても分かるくらいの笑顔…。相当猫好きなんだな。
「良いですね♪癒し度レベルMAX…」
「そうなんですよ~♪♪♪♡」
…と…
「あ、伊原さん、お疲れ様~」
村木さん達が伊原さんに声…って…浴衣着てる?!
「早速温泉入ってきたよ~。温まって肌スベスベになった♪」
「良かったですね♪」
「いらっしゃいませ~。お席にお名前が御座いますので、ご確認のうえ、お座り下さい。」
村木さん達が席札を見ていた。施設長達も来た。施設長達は上座に…。
「あ、ここね。」
村木さんが席に着いた。まさかの施設長達の向かいの席…。他の職員も席に着く。スタッフがメニューを手にし、施設長や村木さん達の元へ向かう
「お飲み物は…」
…スタッフが聞いて回って、各自注文した。
俺らも席に着いた。スタッフが来て注文を聞いた。
「うちは白ワイン。」
「俺は赤ワインにします。」 「3杯までね。」
「はい。」
…(汗)…。
「河本主任、何しますか?」
「生ビールで…」
「私はノンアルコールの白ワインをお願いします。」
「畏まりました。」
皆の飲み物が配られた。伊原さんと青野主任がマスクを外して、席を立つ。
「皆さん、お疲れ様です。業務課、PC科忘年会を始めます。施設長、ご挨拶をお願いします。」
施設長が席を立った。
「…皆さん、お疲れ様です。…堅苦しい挨拶は無しにします…今日は盛大に楽しみましょう。」
そう言って、席に着く、施設長…と…青野主任が
「ありがとうございました…。」
頭を下げ、元に戻った後…チラりと伊原さんを見た。…?…ニヤリと笑う伊原さん…(汗)…こ…この笑い方…あの時と同じ…(汗)…。
「では、乾杯の音頭は…業務課の宴会部長!松原さん!お願いします!!」
「え?!俺?!!」 「「はい♪♪」」
松原さんが宴会部長?!




