表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/794

賑やか

仕事が終わって、アパートで、独り晩飯を、食べていた。「”〇〇大臣が…”」テレビの音だけが、響く部屋…。 この時ばかりは、”家族”がやっぱり恋しくなる。賑やかだった食卓。子供たちが、美味しそうに食べる姿。子供たちを見ている、妻の優しい眼差しと笑顔…。「…”やっぱ独り”…」 とテーブルに置いていた、スマホにメールが届いた。「…誰だ?………!?え…。」 メールを送った差出人とメールの内容を見て、握っていた箸を落とした。

「お疲れ様です★今度、海の近くの温泉に旅行に行きますが、行きませんか?まきちゃん達も誘ってます。まきちゃん、英くんの連絡待ちです。連絡待ってます♪」

差出人は、”青野 海”…。俺は、「マ…ジ…で…?…旅行の…誘い?……!……は、早く返★〇✕△?」

パニックの俺。「”行きます!日にち決まったら、教えて”!」 慌てて送って、彼女からのメールの、返信を待ってる俺。もう飯どころじゃねえ!…皆行くのかな?…きた!「”予約とれたよ。8月の…集合場所は…車どうしようか?レンタカー借りようか”?」 俺は、”車”?あ、そうか。皆で乗り合わせて…だったら「”俺が車出しますよ!”俺の車”7”人乗りだから。”。」そう打ってメールを返信した。帰ってきた返信のメールは、「よろしくお願いします★」 ……マジか…。俺は、飯食ってたのも忘れて、メールを”保護”した。「…”皆いるけど…い、一応…で…デートみたいなモンか?…いや違うか…と、とにかく…早く会いたい…。」 とりあえず、伸びまくった、カップ麺と牛丼を平らげ、旅行の日が来るのを楽しみにしていた…。その2日後だった。今日は、娘の衣織と会う日。衣織は、俺の実家に来ている。月に何回か、会う条件で別れた俺と妻。”兄”からもそこは了承を得ている。衣織の好きなアイスを片手に、実家へと顔出した。衣織は、あれから、ストレスと不安で、精神の、状態が不安定な日が、続いていたが、徐々に落ち着きを、取り戻しつつある…が、たまに、”子供がえり”が、酷くなる。今日も実家で、アイスを食べながら、俺のスマホで、動画を見ている。衣織の最近のお気に入りは、”ストップモーションのアニメ”…俺もハマって一緒に、見ていた。と…英から電話がきた。「”パパ…電話”…。」 俺は、動画を中断して、英からの電話に出た。「”はい?……あぁ…聞いたよ。”旅行”だろ?…8月の…あぁ…。分かった。じゃぁ…また”。」 電話を切り、また動画を再生しようと、衣織を見た。「…”パパ、どっかお出かけするの”??!…。」 そう話した、衣織の目がキラキラと期待に満ちた目で俺を見ている…。”ヤバい…。”

「あ…いや…その…パパにはちょっと用事があってね…。」 「”どこに行くの”??!」……「その…パパは、お友達と…お出かけ…するんだ。まだまだ先の話し…。」

ここまで…話した途端……。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ