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職場からの帰り、服屋に行く。
「あった。」
「?」
つきさんが手にしていたのは、化粧品…。
服屋なのになんで?よく店内を見渡す。…お菓子に、化粧品に日用品まである。ここ、マジで服屋?値段を見た…めちゃくちゃ安い!?
「おまたせ。行こう。」 「はい。」
昼前…つきさんとカフェに行く。
「もう少しでお店に着く。」
「…」
細い道路を道なりに行く。と
「ここ。」「…寺?」
思わず言った。
「…違うと思う。ここ、前は、古民家だった。で、最近、建て直ししたんだ。…シェアカフェになってるんだ。」
シェアカフェ?とな?
カフェの駐車場には、車が何台か止まっていた。
「ごはん、食べる。」
「はい。」
「テイクアウトにする?」
「つきさん、どちらが良いですか?」
「…」
迷ってる…(笑)
つきさんの迷った姿や困った顔、可愛いんだよな…。だからイタズラした事あるけど、ヤバい事になった。つきさん、怒らせると、ヤバい。
車を降りてカフェへ。中に入る。…広いな。
「おにぎりとパン、どっちいい?」
「パンがいいです。」
なら、とつきさんが、案内してくれた。
「ここのパン、美味しい。」
パン屋だった。
「ここでパンやおにぎりを買って、カフェ内で食べる事が出来るんだ。」
「そうなんですか。いいですね。」
「うん。」
パン屋に入る。食パンをはじめ、美味そうなパンがズラっとある。
「うち、サンドイッチとくるみパンにする。」
「俺は…」
「ピザパン焼き上がりました。如何ですか?」
…それにした。




