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1人分足しても

12月25日、木曜日。つきさんがスマホを見た後、俺に言った。

「ちょっと職場へ行かないと…」

何かあったらしい。

「送ります。」 「ありがとう。」

つきさんを職場へと送る。

「福山課長からLINE来た。」


「そう言えば、伊原さん、今日休みじゃないんですか?」

更衣室であわ雪ショコラの話をした後に、伊原に尋ねた。すると…


「休みだよ。ちょっとね。」

「?」

業務課に出勤した伊原さん。

「福山課長おはようございます。」

「あ、伊原さん、おはようございます。ごめんなさいね?急に。」

「いえ、ちょっと確認しますね。」

伊原さんは、自分のデスクのパソコンを見始めた、伊原さん。

「…。」

…福山課長と私も、伊原さんのパソコンを見た。アドレスを…?寒雀?

「…寒雀のスタッフからですね。」

「うん……料金の件と宿泊の確認ですね。なるほど。」

伊原さんは、カタカタとパソコンを打ち始めた。

「これで大丈夫。福山課長、ありがとうございます。」

「いえ。私が返してもよかったけど、幹事は伊原さんですから。」

「いえ、連絡もらって良かったです…。青野主任、今回の料金だけどね、1部上がる。」

「え?」

「施設長の部屋代だな。部屋増し。」

「部屋増し?」

「うん。」

伊原さんがデスクから、クリアファイルを取り出した。

「ここに、1名様、2名様、3名様~とあるよね?うちらは、3名様~だからこの値段だけど…メールで、1人分部屋増し料を貰うと来たんだ。」

「1人分?」

「施設長の部屋。」

…施設長…。

「トップの方を部下と同じって訳には、いかないから。ほかは…大丈夫かな?」

メールをチェックした後、料金をメモ紙に書いて、計算していた。

「…安…。」

これ、本当に?…(汗)…。

「後は、当日。あ、当日は15時にチェックインだから、1階ロビーで受付にしてもらうか。」

…伊原さんは、鞄からスマホを取り出し…

「…今大丈夫かな?」



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