12本…
明里が抱えていたのは、赤いバラの花束…。
「…加藤さん、明里さんとお付き合いさせて下さい。」
…英さんが俺に頭を下げた…
「あ、はい…(汗)」
ぅそ…(汗汗)…。
「…綺麗だね。」
「はい♪」
…。
「朔夜さん?あ、どっかいった…。」
……。
「兄さん…大丈夫?」
…………
朔夜さん呆然としてるし…。まあ無理ない?…英さん凄い。薔薇の花を贈って告白…。実際にあるんだな。英さんらしいって言えばそれまでだけど。明里さんが持っていたのは、ダズンローズ…。早いな?と思った。けど…
「行こうか?」
英さんが明里さんに声をかけた。
「会計終わったんですか?」
「済ませたよ。」
「いつの間に?」
「さっき、電話来たついでに、支払いを済ませたんだ。」
「あ、ありがとうございます。」
…さり気なくやるんだな…。朔夜さん…そろそろ戻って来ないかな?
「兄さん!」 「朔夜さん!」
…まさかの明里さんと同時に、朔夜さんに声かけた…。「あ…」……小声を漏らした朔夜さん。まだ…?か。
…会計しよ。呼び鈴を鳴らした。…女将さんが来てくれた。
「女将さんご馳走様でした。お鮨もケーキも美味しかったです。」
「ありがとうございます。」
会計を済ませた。
「朔夜さん、帰るよ?」 「…」
…大丈夫かな?
さて…そろそろ。
「うみ、風呂入れてくる。」 「はい。」
居間を出て、風呂を入れに行く。…湯を張る…。その後、洋間へ。…クローゼットから、うみへのクリスマスプレゼントを取り出した。
気に入ってくれるかな?
…雷斗さんがお風呂に行った。炬燵から出て、物置に向かい、雷斗さんのプレゼントを手に戻っ…
「うみ…」
雷斗さんが居間に戻…??雷斗さんの手には、箱…。
「うみ…はい♪」
…雷斗さんが私に近寄り箱を渡してくれた。
「…ありがとうございます♪♪」
雷斗さんからのクリスマスプレゼントを受け取った。
「…開けて見て?」 「その前に…」
「?」 「私も」
「…え!?」
雷斗さんびっくりしてる♪
「ありがとう♪うみ♡」
2人でプレゼントを開けた。
「「!コート!」」
…ハモった♪




