なぜ居る?!
12月24日…朝。業務課に出勤したら福山課長が…
「伊原さん、この前忘年会の、LINEもらったけど、曜日間違えてるわよ?」
福山課長が自分のスマホを手に伊原さんに見せた。
「え…?…あ!またやった!!」
伊原さん蒼白!…実際、今日は何曜日?カレンダーを見た私。今日は12月24日水曜日…。
「…すみません。」
伊原さんが福山課長や他の職員に頭を下げた。
「大丈夫よ。」
「そーだよ。忘年会楽しみ♪あの寒雀でしょ?!」
「でも…」
「大丈夫♪暇してるし。クリスマスイブとだからって、正月前だからって、関係ないし。」
村木さんが伊原さんに話した。
「…お子さん…」
「あ、うちの子たちは、パパの実家に行くの。だからその日は空いてる(笑)」
「私独身だし。」 「俺も。」
ん?この声…?あれ?
「…あれ?松原さん?」
村木さんが松原さんを見た。
「何故居る?!休みじゃないのか?!」
伊原さん(汗)
「おはようございます。報告書、制作に来たんだ。家に居るとね、冬休みの子供に邪魔されるんだ。今日は、妻が休みだから、見ててってお願いしたら…」
松原さん?なんかへこ
「返って静かになるからいいわよ…って(泣)」
気の毒過ぎて何も言えず…(汗)
その頃…
「タブってないから大丈夫。」
…(泣)…。
「…台長の日付け、間違えて記入して…以前いた方にお願いして…確認してなかった、私たちが悪いから、藤さん大丈夫だよ。それに、この辺りは冬になると、そんなに予約無いからね。」
主任が私に言った。
「それにしても、藤さんやるなぁ。この予約。…伊原…いや、つき様の勤め先でしょ?」
「??つき様?」
「あれ?由未ちゃん知らないの?伊原さんはね…」
…!?…。




