直帰
…PC科のパソコンから物語を寒雀に送り、スマホで誰かにLINEしていた藤さん。その後、またパソコンの講義をしていた時。…♪…。藤さんのスマホがなった。
「すみません…職場からのLINEなんで見ても良いですか?」
「良いですよ。」
LINE…。多分、もの
「…よ…良かったぁ。」
はぁぁ~と息をついた、藤さん。
「何が…」
「この物語で決まり。」
「…本当に!?」
「はい。良かったァ…。」
ほっと安堵した表情の藤さん。講義が終わると、藤さんは椅子から立ち上がり、俺を見た。目が充血してる…。
「河本先生…本当にありがとうございました。」
俺に礼を言って、帰った。他の受講生が帰った後の、PC科休憩室…。加藤主任が俺に尋ねた。
「…藤さんなんかあったんですか?」
加藤主任に、藤さんの別の物語の…最新作?を見たと話した。すると…
「なんで呼んでくれなかったんですか!俺も見たかった!」
「そんな事言われても…(汗)」
「ホルダーに残ってますよ。」
「!!」
仁科室長が講義を終えて、休憩室へと入ってきた。それを聞いた、加藤主任
「見てきます!」
パソコンルームへと飛んで行った!
「俺、今見てきたけど…凄くいいね。」
うん。マジで良かった。
その頃
「…はぁぁ…やっと帰った。」
伊原さんが大きなため息と、安堵した顔を見せた。松原さんが本部の運営会議に出席する為、業務課を出た。そのまま直帰。
「明日も松原さんしゅ…あ、違う、松原さん休みだった。やった♪」
伊原さん…(汗)
「明日頑張れば、25休みだからね。」
明日はクリスマスイブ。伊原さんは加藤主任との初めてのクリスマスだった。
「クリスマスプレゼント…気に入ってくれるかな…。」
「何を買ったんですか?」
「パーカーとニットです…。」
「パーカーとニット。」
「…やっぱりダメですかね?…普段着に使えるように…(汗)」
「伊原さん、加藤主任喜びますよ♪」
「…。」
プレゼントで悩む伊原さん、凄く可愛かった。




