それだってばよ
業務課の休憩室…。松原さんがため息…。伊原さんは、スマホで藤さんの物語を読んでいた。
「…凄いな。」
…伊原さん、藤さんの物語を読んで、はーと驚いていた。スマホをテーブルに置いた。
「どうでした?」 「いや、マジで凄い。」
私も早く読みたい…。けど、今読んだら…(汗)
「伊原さん。」
今まで黙って話を聞いていた、松原さんがこんな事を伊原さんに尋ねた。
「伊原さんさ、俺をストーカー扱いしたけど、そんなにかな?」
な…なんか今にも泣き出しそうな顔してる。
「見える、見えないじゃなくてね、言動が怖いんだと思う。」
「…言動?」
松原さんが目をパチクリ。確かにそうかも。松原さんは、優しい人だけど、たま私や伊原さんが驚く事を話す。例えば
「暫く。会いたかったよ~」
とか。後は
「これからは毎日会えるね。」
とか…(汗)…。こちらが引くことを楽しんでるの?と思うような事を話す。
「よくそれで、ハラスメントって言われなかったね。奇跡だよ。」
本当に…(汗)
更に落ち込む、松原さん。
「藤さん、謝ったら許してくれるかな?」
「謝るって…何かあったんですか?」
松原さんに尋ねた。
「ずっと前に藤さんにこれから、毎日会えるねって…」
…藤さんにも…
「だから、それだってばよ(汗)」
伊原さん呆れ顔…(汗)って…伊原さん、だってばよって…(汗)
「伊原さん…男性?」
松原さんがい
「…誰がなんだって?」
伊原さんがキレた!慌てて止めに入る!
「伊原さんは女性ですよ!…松原さん、なんて事を言うんですか!」
「…だってね~…。」
…甘え声の松原さんの話し方と…伊原さんを見る目付きに、ゾッと全身鳥肌…気持ち悪い!それに怖い!!
思わず、伊原さんを見た。
「…今の松原さんの顔と言動じゃ、藤さんが逃げるの、わかる…(汗)」
ヤバいかもこの人…(汗)




