ありきたり?
出勤してから知ったけど、その日は、専務が休み。…だからたまたま居た、料理長にノートを見てもらう。料理長は私を見た。…今日のメガネは白ぶち。
「これ載せるの?…俺出すのやめて?」
…だよねぇ…。
「…ですよねぇ…あ、あのですね。」
私は料理長に、この食べ物をどうして、お客様に提供し始めた経緯を聞いた。すると
「これな、俺が考えたんじゃない。40…何年前だっかな?ここがオープンしたんだけど、その数ヶ月後にね、職員の1人が仕事休みで、旅行したんだ。で、旅先で食べた、これが美味かったから、ここでも作って出したいってなったんだよ。」
…40何年前?…ここ、そんな古くから…
「そうなんですか。」
「鍋料理って…ありきただよね?」
ギョッとした私。慌てて、ノートに書いた、一節を料理長に読んでもらう。
………!?
料理長驚いて、私の顔を見た(汗)…
「…俺が言いたい事、そのまんまじゃん(汗)」
返す言葉が見つからない…(汗)…。その後に専務が読んでくれて、感想と何故、この物語を書いて欲しいと頼んだのかが分かった。
「2種類書いてくれたんだね。面白かったよ。でね、これなんだけど、お土産用に売ってるそれに、載せたいんだ。」
…(汗)…。
「サイズはこの位で。葉書サイズ…あるいは、小さな冊子って言うのかな?この3、4ページ位で。時間ある時でいいからね。」
…まジでイってルの?…(汗)
「…マジですか?」 「うん(笑笑)」
…(汗)
パスタを食べながらテレビを見終えた後、藤さんの話をスマホで読んだ。…この日にち…11月4日になっていた。…でも、実際話を聞いたのは、12月22日。あの後、明里さんが教えてくれた、きまぐれさんの鍋料理…。…藤さん凄い。本当に書いた事が現実になってる…。




