兆し?
雷斗さんに今日の外の感じを話した。雷斗さん、驚いている。この事は、あまり人にはと言うか…話す事がない。なぜ?って聞かれても、説明のしようが無い。ただ感じるだけで、話しても、理解して貰えないから。でも、雷斗さんに話した。
「うみ凄いね。俺、全然気が付かなかったよ。」
雷斗さん、驚いていた。
「…そういう…なんて言うのかな?兆し?予兆?がうみは分かるんだと思う。すごいね。」
…そうかな?
明里のアパートに行く。明里の部屋の中は物が少しだけ落ちていた。物陰から、ソッと顔を覗かせたチャロ…。
「チャロ…」
明里が声をかけたのに、チャロは一直線につきさんの元へ。足元にすりすり。
チャロ…なんで明里に行かない?
「チャロ、つきさん大好きなんだね。」
明里がチャロを見ながら呟いた。
チャロは、つきさんの足元にゴロン…(汗)
どんだけ…
「チャロくん、重い…(笑)」
…つきさんがニコニコしていた。明里がチャロを抱っこした。
「チャロ、お留守番ありがとう。」
盛大にゴロゴロ…。チャロに声をかけた。
「チャロ、久しぶり?…分かるかな?」
「…にゃ…。」
俺にも…返事してくれた…。
「チャロくん、朔夜さん来てくれたよ。もう大丈夫だからね?」
つきさんがチャロに言った。
チャロは、俺を見ていた。マジで人の言葉わかんの?その後で、明里は、部屋を少し片付けた。その後も小さな地震があった…。チャロは、つきさんにビッタリくっ付いて…と思いきや、俺にくっ付いてきた!…チャロが?!あれほど、つきさんにべったりだったのに…?!…。
「チャロ…」
チャロの背中を撫でた。
「…」
ゴロゴロのど鳴らしてる。…嬉しかった。




