カタンと
12月21月曜日。家事を済ませ、炬燵に入りコーヒーを飲んでいた。今日は、特に用もないから、ゆっくりする事に。お昼も簡単に済ませた。少し食休みをして、洗い物をしてから、雷斗さんと買い物へ行く。ドラッグストア。トイレットペーパーと洗濯用洗剤の詰め替えと…。後は、スーパーへ肉じゃがの材料…。嫌いな人参も1本だけ買う事に。買い出しが終わり、家に帰る。
天気が悪いからかな?鳥や烏も見かけない…。いつもなら見かけるんだけどなぁ。…さらに曇ってきて寒い…。…変に気味が悪い。家に帰り、居間へ。食材を冷蔵庫に入れないと…。居間の電気を点けた直後…。カタンと音がき
突然スマホがなった!!
!!
急につきさんが炬燵から飛び出して、台所に行った!…な?!スマホがなっ!
…数分後、揺れが収まった。停電!?…!つきさん!!スマホの明かりを頼りに台所へ!ガスコンロの近くでうずくまっていた!!
「はァァ…こ…こわかった…」
つきさんに近寄りぎゅっと抱きしめた。
停電?!…地震だった!俺は、手洗いとうがいをしに洗面所にいた…!うみ!!慌てて、居間に行く!居間でうみはうずくまって震えていた。駆け寄りうみを抱きしめた!
「大丈夫?!」
「……。」
驚いたからか、声が出ず頷いたうみ。
うみを抱きしめた。震えて…!…スマホがまた!って違う電話?!…実家?!うみを抱きしめたまま、電話に出る。母さんだった。
「雷斗?!大丈夫?!」
「大丈夫!母さん達は?!」
「こっちも大丈夫!皆無事よ!」
「よかった…。」
母さんと話し、スマホを切った。
でかい地震だった。スマホを見る。…震度4?!マジか?!数分後、電気が回復した。
「電気…」
…うみが落ち着きを取り戻した。
「…この気味が悪い感じ…地震の前触れだったの?」
…うみが呟く様に言った。




