恋愛してもいいですか？

肉じゃがで？

夕方…。居間に炊き込みご飯の炊ける匂い…。うみは台所で豚汁を作っていた。その姿を見ていた。最近、うみが食事を作るのを、見ている…。うみが作る豚汁は、やっぱり具だくさん。大根に白菜、こんにゃく…玉ねぎに油揚げ。じゃがいもとしめじ。他におかず要らない…。味付けを済ませたうみが冷蔵庫に向かう。冷蔵庫を開けて何かを取り出した。…ボール？

「雷斗さん、揚出し豆腐食べます？」

揚だし豆腐？！

「食べたい！」

「分かりました♪」

揚だし豆腐久々だな。いつ以来かな。うみが揚だし豆腐を作ってくれた。美味そう♪炬燵のテーブルに夕飯が並んだ。…うみが

「…冬は茶色いおかずになるなぁ…。」

茶色いおかず…美味いから

「俺、茶色いおかず好きだよ♪」

そう伝えた…。嬉しそうなうみ。

「良かった♪」

多分だけど色取りを気にしてるのかな？

「いただきます♪」

豚汁を1口。美味い♪野菜に味がしっかりと入っていた。特に大根と白菜が美味い♪うみは、舞茸ご飯を食べていた。俺も舞茸ご飯を食べる。…美味い♪と…うみが、揚出し豆腐を取り分けてくれた。出汁がしみた揚出し豆腐。これも美味かった。夕飯を食べ終えた。少し食休みをしてから、食べた食器を洗う。うみは炬燵に入り、スマホを見ていた。洗い物を済ませ、炬燵に戻る。

「洗い物終わったよ。」

「ありがとうございます。」

…明日は日曜日だからゆっくりする事にした。

「雷斗さん。」

うみが俺に聞いた。

「明日肉じゃが作っても…」

「もちろんいいよ♪」

「あ、いえ…あの」

「？」

「肉じゃがなんですけど…驚かないで下さいね。」

？驚く？