濃いかな?
夕方5時30分退勤して、家に帰る。夕飯何にしようかな?…昨日、雷斗さんが食材を沢山買ってきてくれたから、その食材を使って夕飯を作ることに。昨日はお鍋でシメはうどん…。家の駐車場に着いた。と同じくらいに、雷斗さんも帰ってきた。車から降りる雷斗さん。
「おかえりなさい。」
「ただいま。うみ。」
一緒に家に向かう。雷斗さんが玄関の鍵を開けてくれた。
「寒かったですね。」
「うん。寒いね。」
日が出ているうちは、暖かいけど、日が暮れると、一気に寒くなる。
「明日からまた雪になるようだよ。」
「この前みたいに降らないといいなぁ。」
玄関でコートを脱いだ。うがいと手洗いをしに、洗面所へ向かう。その間に、雷斗さんは居間の電気とエアコンと炬燵を付けてくれた。居間に戻ると、雷斗さんが洗面所へ行く。夕飯の支度をした。雷斗さんが台所に来た。
「今日は何を作るの?」
「かに玉…」
「…天津飯が食べたいな♪」
「分かりました♪他に…」
「サラダ、大根サラダ食べたい♪」
「分かりました♪作りますね♪」 「やった♪♪」
…雷斗さんが私が料理している所を見ている。
「雷斗さん…ずっと見てるけど…作って見ませんか?」
「…うん。」
…緊張してるみたいな返事をする雷斗さん。
「雷斗さん、緊張してます?」
雷斗さんに尋ねた…。雷斗さんは、
「…いや、あ、うみ。うみは、聞いて書いて覚える派?それとも見て覚える派?」
「…急にどうしたの?」
「…実は…」
雷斗さんが今日、受講に来た方で藤さんの話をしてくれた。
「忘れたメモ帳には、ここで習った事がびっしり書いてあってね。で…次に来た時には出来たりしてるんだよね。」
なるほど。…確かにメモ帳に書いておけば、何時でも確認できるよね。
「私は、聞いて覚える派かも。聞かなきゃ出来ないですね。」
「俺は見て覚える派?かもな。いつの間にか出来てるから。」
雷斗さんは、大根サラダを作ってくれた。…切り方…大丈夫みたい。良かった。夕飯を作り、雷斗さんと食べる。ふと…雷斗さんに聞いてみた。
「雷斗さん、美味しい?」
「最高♪♪」
「味付けしょっぱい?」
「丁度いいよ。…うみ、急にどうしたの?」
雷斗さんに今日の休憩中の話をした。すると
「…うみのご飯美味いよ。クレームないよ。」
今日ちょっとだけ味付け濃いかも…。と思ったけど、大丈夫みたい。よかった…




