作って欲しい物
う~ん…何にしようかなぁ…。朝ごはんのおかず…。冷蔵庫を開けた。昨日、雷斗さんが買ってきてくれた食材を見た。お味噌汁は、なめこがあるから、それにして、後は…チルド室を開けた。…お魚は鮭と…これは、塩さば?…昨日、雷斗さんが買ってきてくれた塩さばがあった。これを焼いて食べる事に。
「うみ、ほうれん草と卵の炒め物食べたい。」
「わかりました♪作りますね♪」
「♪」
朝ごはんを作る。…そういえば、ずっと前に、朝ごはんは、ご飯かパンどっち?て聞かれた事があったけど…私はご飯が多い。朝ごはんを作り、雷斗さんと食べた。雷斗さんに聞いてみた。すると…
「朝ごはんでパン食べる事あるけど、ご飯の方が好きかな。」
雷斗さんは、米好き。
「ご飯って腹持ちいいからね。」
雷斗さんは、炒め物を口に運ぶ…。
「…美味い♪…たまに食べたくなる。」
「今度はベーコンとしめじを入れて炒めてみようかな…。」
「それもいいね♪」
朝ごはんを食べ終えて、クッキーを…あ、冷えてる。良かった。今日のお昼のコーヒータイムで食べようと作ったクッキー。タッパーに入れた。雷斗さんが洗面所から戻ってきた。あ、そうだ。昨日の食材のお金を払わなきゃ。1度、手を洗ってから、居間に置いてある鞄に向い、鞄から財布を取り出した。財布からお金を取り出して、雷斗さんに声をかけた。
「雷斗さん、昨日の食材のお金…」
「…うみ、大丈夫。」
「え?…でも…」
「要らないよ。その代わり、作って欲しいものがあるんだ。」
「なんですか?」 「炊き込みご飯。」
「炊き込みご飯?」 「後はね、豚汁。」
「…分かりました。」
「やった♪楽しみ♪♪」
「今日の夜にしますか?」 「休みの日で大丈夫。」
雷斗さんが出勤し、私も出勤した。…豚汁か…。




