畑違い?
豆乳プリンを食べ終えて、うみにLINEを送った後、田山さんに尋ねた。
…気になっていた事があった。それは、さっき田山さんに話した事。それは藤さんのデーターを見て、1人納得してた。それだった。
「田山さん、さっき藤さんの事パソコンで見てましたよね?がどうかしました?」
田山さんがコーヒーを1口飲み…その後で
「藤さんって元々は介護職だったみたい。松原さんと同じ介護職…。」
「介護職?あの松原さんが?」
「前に松原さんと話した事があって、松原さん、前に介護職をしいたんですって。」
「へ~意外。」「…本当?」
加藤主任がコーヒーをの…。
「あち…。やべ…零した。」
慌てて、ティッシュを取り、拭いていた。
「松原さんさっき廊下で誰かと電話していたの……藤ちゃん、なんで…介護辞めたの?元の世界にってなんで?って。」
……藤ちゃん?…松原さんって…いやあれ?松原さんって確か結婚していたんじゃ?…なら?!…いやそんなまさか?けど…違った。
「…なら…え…そ…そうなんだ…。またするの?って…。」
「また…って何?」
仁科室長と加藤主任が同時に聞いた。
「分かりません。でも…元の世界って…」
「藤さんの転職歴を見てわかりましたが、介護職に着く前は、料飲系のサービスをしていて、そこに戻ったんだと思います。」
「そういえば…」
加藤主任が何かを思い出したようだった。
「藤さん、寒雀のフロントスタッフをしているみたいですね。」
「フロント?…全く畑違いじゃないか?」
畑違い?
「…以前ここに来た方もフロント業務でパソコンを使う事になるから習いに来たって方がいたんだ。…その方は元は板前で今度は支配人と板前を兼務するとか話してくれたましたよ。」
星野主任が教えてくれた。
「…あぁ、あの方?覚えてますよ。」
仁科室長も思い出したようだった。…と
「あ、5分前…。休憩終わるね。歯磨きしなきゃ」
星野主任が席を離れた…。




