朝食って
…目が覚めた。スマホ…。時間を…14時。…ノド乾いた。お水を飲みに、ベットから出て、台所へ向かう。…お昼ご飯…。…何か食べないとなぁ…。…冷蔵庫を開けた…。果物たっぷりゼリー…。これにしようかな。ゼリーを食べて、風邪薬を飲んだ。…寝よう。病院…行かなくてもいいかな。…
「う…」
?…この声…。
「うみ…。」
あ、雷斗さんの声…。帰ってきたんだ。
仕事を終えて、家に帰ってきた。…うみは寝ていた。この様子だと病院行ってないな…(汗)…。目は開けてはいるけど、ぼんやりとしているうみ。そっとおでこを触る。…熱は下がっているみたいだな。
「うみ、ただいま。ご飯食べられそう?」
「……」
静かに頷くうみ。夕飯、お粥を作ることに…。その前に真っ直ぐ寝室にきたから、コートを脱いで、手洗いとうがいをしに、寝室を出た。手洗いとうがいが済むと、居間へと戻り、台所へ。あの3つのスイッチの1つに手を置いた。台所の電気を点けた。何気に電気のスイッチを見た。…居間なんて言ってるけど…リビング?なんだよな?台所は、キッチン…。洒落た言い方?の様に聞こえてならない。
…買い物袋から、豆乳と鶏肉を取り出した。星野主任が教えてくれたお粥は豆乳粥。
まずは、鍋にお湯沸かす。確か水250とか言ってた。軽量カップを戸棚から出して…鍋に水を入れ沸かす。鶏肉は、既に切ってあるのを買った。茹でる…。アク?を掬って…捨てたら、白だしを少し入れて、ご飯も入れる…。アクってこの泡の事か?…こうか?アクを掬って流しに捨てた。…ご飯を入れたら、軽くかき混ぜて、豆乳を入れて…混ぜて…弱火で煮る…。味付けは塩のみか。…味見する…。…これ美味い…。うみが寝室から起きてきた。
「雷斗さん、夕飯つ」 「作ったよ♪」
「え?」 「うみ、炬燵…あ、付けるの忘れた。」
「大丈夫です。付けますね。」
「ありがとう。うみは、炬燵で待っていて。」
「…手伝い」 「待ってて…」 「…はい…。」
うみが炬燵へと行き、スイッチを入れた後に、豆乳粥を鍋からお椀に盛る。木のスプーン、あったな。戸棚…引き出しから、木のスプーンを取り出し、お椀に添えた。炬燵へと持っていく。
「豆乳粥作ったよ。」
うみの前にお椀を置いた。
「美味しそう…いただきます…。」
…どうかな?お粥を口に運ぶうみ…。
「…美味しいです♪」
ゆっくりとお粥を食べているうみ。…俺は、うみとは別のを食べる事に。スーパーで買ったチャーハンと酢豚…。
「雷斗さん、お粥食べないの?」
うみが俺に尋ねた。
「ガッツリ食べたい。」
お粥って朝食って感じだった。




