表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/794

海へ

月曜日の朝。今日は、職場が付けた公休日。私の居る、業務サポート課には、”夏季休暇”があり、私は、久々の3連休を満喫していた。今日は、”海に”ドライブに行こうと、朝から、サンドイッチを作っていた。久々の長距離運転は、緊張するけど…楽しみで仕方ない。自然と鼻歌まで…。「……♪」 サンドイッチが出来て、小さめの保冷バッグへ…準備かん…スマホが、けたたましく鳴り響く…。「……。」

せっかくの休み…。誰かな。スマホの画面を、恐る恐る覗く。画面には、、「根岸 蛍」 「けいちゃん?…なんだろう?」 私は、電話に出た。

「はい?…うん…うん。…ごめん。今日、私出かけるの。…海に行くの。ドライブ…え!?…一緒に行く!?…今日、仕事じゃ…休み?…あ、じゃぁ行く?一緒に?…私のアパート、解る?そこにけいちゃんの車を停めて、私の車で行こう。」

電話を切ると、冷蔵庫から、夕飯用に作り置きした、もう1つのサンドイッチを取り出した。

「…けいちゃん、珍しいなぁ。2人で出かけるの何年ぶり?…食べてくれるかな?…」

そう思いながら、保冷バッグへと、もう1つのサンドイッチをしまった。身支度を整えて、「”そろそろ”かな?」 私は、鞄と保冷バッグを手に持ち、アパートの駐車場に出てみた。けいちゃんは、私のアパートに、着いところ。アパートに鍵をかけて、駐車場にけいちゃんの、車を誘導した。「”ちょうどだったよ。車どかすから待ってて”。」 私は、自分の車に乗りこみ、車を動かした。そこに、けいちゃんの車を停めて貰った。車を停めた、けいちゃんが、私の車に駆け寄ってきた。「「おはよう~!」」 同時に、挨拶。相変わらず、気が合うなぁ。「ベルト締めた?行くよ。」 そう行って、海に向けて車を走らせた。運転しながら、話しが弾む。仕事がどうとか、新しい、カフェが出来たとか。「…1人もいいけど…こっちも楽しい♪」

途中、コンビニに寄る。トイレを済ませ、海に向かう。ここからは、峠越え…。そして、ようやく!「「見えた!!…海だぁ!」」 はしゃぐ私達…。内陸部に住む私達には、海は、ちょっとした旅行をしている、気分になる。海岸近くの駐車場に車を停めた。車を降り、砂浜へ。ちょうど遊歩道になっていて、近くには、東屋があった。そこで持ってきた、サンドイッチを食べる事にした。

「けいちゃん、アソコでお昼にしない?」 「うん。」

「??…どうしたんだろう??…」

東屋へ行く。テーブルとベンチがある。

「ちょうどいいね。」 ベンチに腰掛ける私。けいちゃんも座った。保冷バッグから、サンドイッチを取り出し、けいちゃんに渡した。2人同時に頬張る。「…美味しい!」「ほんと?…良かった。料理自信ない。」 「美味しいよ。」 そう話しながら、お昼を済ませた。あらかた食べ終えた時だった。けいちゃんが「うみちゃん、ごめん!」 と謝ってきた…。唐突に謝られた私…。

「なんか…私…ヤラカシたっ…け?」…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ