苦手もなにも
抗原検査キット使用して、結果は陰性だった。福山課長に再度電話するうみ。結果を福山課長に伝えて、電話を切った。
「病院行って下さいって言われたけど…行きたくない…(汗)」
うみは病院嫌い。だけど…なんでそこまで嫌いなんだ?俺の場合は、注射や点滴だけど…。うみに尋ねた。
「うみ…なんで病院嫌いなの?」
「…病院って…なんか行ったら更に具合悪くなりそう。」
…具合悪いから行くんだけど…(汗)…。
「やっぱり行かなきゃダメかな?あの病院…苦手…(泣)」
病院に苦手も何も…(汗)…。でも、苦手って?どういう…。うみがスマホを見て俺に言った。
「雷斗さん、時間大丈夫?」
「…今何時…?」 「7時17分です。」
「朝ごはん食べて行くよ。」
「間に合いますか?」
「遅れそうになったら、電話するから。」
「分かりました。何か…」
「卵かけご飯食べる。」 「…分かりました。」
「うみ朝ごはんどうする?」
「…後で食べます。」 「…分かった。」
寝室を出て、居間へ行く。台所の電気のスイッチを見た。本当に小さい字で書いてあるな。…台所の中へ…。台所で卵かけご飯を立ったまま食べた。寝室から出てきたうみ。
「雷斗さん座って…食べて下さい…。」
「…もう食べたよ。」 「はや…(汗)」
卵かけご飯は、サラサラと入るな。うみは台所でマグカップを洗って、水を飲んでいた…。
「…うみ…俺居た方がいい?」
「…私、子供じゃないです……」
「そうだけど、うみ…食事とか摂らないでずっと寝てそうだし…」
「…大丈夫…」「本当に?」 「…は…い…」
…怪しいな…。本当に大丈夫か?だけど、これ以上言ったら、うみキレそう…。
「…もし、酷くなったら、すぐに連絡して。」
「分かりました…。」
仕事へ行く支度を始めた。昼はランチを頼む事に…。身支度を済ませ…
「うみ…行ってくるよ。」
「行ってらっしゃい。気を付けて…」「うん。」
…家を出て職場へと向かう…。




