湯たんぽ
「夜中は寒くなりますので、こちらも入れて置きますね。」
湯たんぽを入れてくれた。チャロのベットには、ミニ湯たんぽ…。チャロ、いるのか?番頭さんが布団の準備が終わると、
「ごゆっくりお休み下さい…。」
頭を下げ、部屋を出ていった。炬燵に戻るつきさん。明里と俺はチャロのベットを見て、つきさんに言った。
「…いくら動物好きだからって…(汗)…こんなの贅沢すぎますよ…(汗)」
明里がチャロのベットを見ながら言った。
「…まあ…うん。だよね。」
「食事だって肉だし。」
「…シカ肉してくれたんだな。支配人さすがだな。」
「…そういえば、なんで違うんです?俺らが食べた肉とチャロの肉…。」
「豚肉を食べて、アレルギーを起こしたりする子がいるんだ。豚肉…。ポークキャット症候群を起こす可能性がある。他にも、人と同じ様に、鶏肉や魚でもなる子がいるよ。」
「そういえば…前に漫画で読んだことがありますね。…花粉でもなるとか…。」
「そうみたいだね…。」
チャロは、ベットの側に来て匂いを嗅いでから、ベットにゴロン…。…気に入ったみたいだった。…白いフカフカの布団。
「気に入った?…」
つきさんがチャロに声をかけた。
「…気に入ったみたい。」 「うん。」
寝る前につきさんと明里が風呂へ行った。既に寝ていたチャロ。…こんな贅沢をして…元の生活に戻れるのか?




