退屈だから
12月13日土曜日…。朝ごはんを食べ終えた。…時間は9時。今日も休み。テレビでニュースを観ていた雷斗さん。洗い物を済ませた私。
「うみ。」 「はい?」
台所に来た雷斗さん。
「暇だから海にドライブに行かない?」
「ドライブ?」雷斗さんは私に
「魚…あの鮭食べたい。」
「…あの鮭?…あ、お魚市場の?」 「うん。」
「…いいですね♪行きましょうか。」 「うん♪」
久々に海へドライブ。楽しみ♪早速準備を始めた。身支度を済ませた。保冷バッグを雷斗さんが持ってくれた。エアコンと炬燵を消して、家を出て、玄関の鍵を閉めた。雷斗さんは車に乗って、エンジンをかけていた…。車に乗る。
「行こうか♪」 「はい♪」
海へ向けて出発した。雷斗さんの車のラジオ…。音楽が流れていた。
「この曲結構前だよね?流行った曲だよ。…この曲を聞くと冬って思うよ。」
「そうですね…。この曲、CMソングでしたっけ?」
「ドラマの主題歌じゃなかった?」
話をしながら、次のリクエスト曲が流れた。これも…冬らしい?…って…。なんか…。凄い切ない。
ラジオを聞きながら、海へ…。
その頃
俺のアパートにつきさんが泊まった。
「腰の具合どうですか?」 「まあまあ。」
朝飯を食べた後…。
「退屈…。」 「…腰痛めてるから大人しく…」
「出かけるか。」 「ダメです。」
「近場だよ。上げ膳据え膳。朔夜さん明日予定ある?」
「?無いです。」 「分かった♪」
つきさんは、スマホを手にし…何かを見ていた。
「…今日、土曜日だからなぁ。飛び込み無理かな?でも…忘年会シーズンじゃないし。」
何処かに電話した。一体何処に?
「…すみません。今日なんですが、空いてますか……はい。2人です。はい…よろしくお願いします。名前は伊原です。……そうです。よろしくお願いします。失礼します。」
……何処に電話したんだろ…?…またつきさんが…今度はLINE。
「OK。さてそれまでダラダラしよ♪」
「つきさん…。一体…。」
「ん~?秘密♪」
何かを企んでるのは分かった。
「~♪♪」
…鼻歌…(汗)




