直そうね
LINEは、明里からだった…。
「さっきはありがとう。英さんからLINEが来て、クリスマスイブの夜に食事に行かないかと、誘われました♪なので、25日にクリスマスにパーティーしよ♪」
なのでって…何言ってんだ?…コイツ…(怒)…。
頭に来てLINEを返さなかった。その3分後にまた明里から、LINE。今度は…
「25日パーティーしよ?つきさんにもLINEしてみるね♪」
電話をかけた俺…。
「はい。」
「お前何言ってんの?」
「25日クリスマスパーティーしたい。」
「その日はダメ。」
「なんで?いいじゃん?」 「よくない。」
「なんで?」
「…いい加減にしろよ?!なんで?じゃない!」
「…………。」
電話口で急に怒鳴りつけたから、明里が黙った!
しばらく黙ったまま…何も話さない明里。
「…悪い…クリスマス、つきさんと2人で居たい…。」
「…分かった…。兄さんごめんね。」
…電話を切った俺…。手に握ったままそれと同時に、スマホを炬燵の布団の上に放り投げた。布団の上に落ちたスマホ…。また…スマホがなった。また明里か?しばらくスマホを無視。夕飯を作る。今日はミートソースパスタ。そのパスタを茹でてる時に…炬燵布団から、スマホを拾い上げて見た俺…。
つきさんからだった…(汗)
「お疲れ様。24日出勤だから…24日の夜に朔夜さんのアパートに泊まりに行ってもいい?」
…泊まり…。俺のアパートに?…なら…
「24日、仕事が終わったら食事に行って泊りに行きましょう。」
「いいね。もしホテル無かったから、朔夜さんのアパートに泊めて。」
…つきさんのアパートじゃダメなのか?
「つきさんのアパートじゃダメなんですか?」
「うん。隣に新しい入居者来たんだ。駐車場無い。」
…なるほど。その日、夕飯を食べながら、つきさんとずっとLINEしていた。明里の事をLINEで謝り、今までの事をつきさんにLINEした…。つきさんのLINEの返信には…。
「…鍵は直そうね…(汗)…後、明里さんもしかしたら」
…?なんだ…ここでつきさんのLINEが止まった。1時間後…。
「お兄さんに甘えたかったのかな?」
…は?




