カブれた
肋骨が、折れてるかもしれない。けいちゃんとのLINEや電話で、教えてもらった。確かに雷斗さん、ずっと咳はしていたけど…咳だけ骨折なんてなるの?雷斗さんに湿布を貼ってあげることに…。寝室に湿布を持って向かう…。雷斗さんを起こした。湿布を貼ろうと雷斗さんに伝えた…。ところが…
「うみ…俺、湿布ダメなんだ。」 「…え?」
「湿布、カブれる(汗)」
実は、雷斗さんは、今まで風邪はひいても、病院には、あまり行かず市販薬で治したりしていた。湿布で、カブれたのは、筋肉痛を治す為に貼った湿布でカブれて、その時も、市販の軟膏で治したり、冷やしたりして、治していたらしく…今回のこの急性気管支炎も、初めてな位の病気らしい病気だった。
「兄貴が、インフルエンザになった時に、俺もうつって…その時は、医者に行ったよ…そこはもう辞めたからね…。」
…(汗)…ベットに横になりながら、教えてくれた。
「…雷斗さん、今からでも病院に行きませんか?」
何となく、雷斗さんに尋ねた…。すると…
「…病院…やだ。」
…あの雷斗さんが…まさかの拒否?!
「また病院行ったら、点滴とか言われそうだし…(汗)」
「点滴??」 「うん。」
…雷斗さん…もしかして?
「雷斗さん、もしかして…注射が苦手なんですか?」
「うん。」 「どうして?」 「痛いから。」
…こ…子ども見たい…(汗)…。とは、いえ…やっぱり、心配。と…また眠り始めた雷斗さん。
…なんか…雷斗さん、すぐに寝ちゃうな。どうしてだろう?…雷斗さんの側を離れ、居間に戻る。
もしかして…飲んでる薬のせいかな?
炬燵のテーブルに置いてある、雷斗さんの薬の説明書を見てみた…。…?アストミン?…眠気…?…咳を鎮める薬…。そう言えば…雷斗さん、今は咳も鼻水も落ち着いてる…。薬が、効いてるのかも。…と…。寝室からまた、咳き込む音が聞こえた…(汗)




