よやくする
日曜日の午前中。仕事が休みの今日は、アパートの掃除をして、洗濯物を干していた。心地いい風を感じながら、干す洗濯物。ハタハタと揺らぐタオル類。洗濯物を干し終えた頃、スマホが鳴った。…”誰だろう”?…。スマホを手に取り、画面を見た。英くんからだった。
「おはようございます。今度、時間ありますか?河本さん達と、”あの時”のメンバーで”食事会”をやりたい…。」
メールを読んだ私は、思わず…「…”大丈夫なの?!”」
と独り声に出した。なぜなら、”河本さん”てメールにあるから…。私は、しばらくメールから、目が離せない。あんな”噂”を、聞いた後に…本当に…?半信半疑だったけど、少し考えて、「ま…まぁ…気晴らしは必要…だよね…。」と、独り言を、言いながら、英くんに返信した。
「わかりました。まきちゃんとけいちゃんに話して、また連絡します…。」 そう返信したけど、すぐに、「”姉はOKだそうです。後は、海ちゃんの返事待ち”。」即決?…ていうか… ?!返信…早い?!…私は、まきちゃん達がいいなら…。またメール…今度は、まきちゃんから。「今回は、うみちゃんが”お店”決めて♪」
なっ…!?。ホテルじゃないの?…私は、てっきり、まきちゃんが経営するビジネスの、ホテルのホテルディナーだと思っていた。…「…まきちゃん達には凄く、お世話になったし…。」 私は、メールで
「わかった。お店、予約して、メールするね。」
と返信したものの…。私の知ってるお店…。カフェくらいしか…でも…なんか…違う…かな?…もっとこう…気楽に楽しめて…あっ…確か…”彼女”…そうだ。アソコ、いいかも。私は、早速、スマホを手にし、”彼女”に電話してみた。”出るかなぁ?…急だからム…”…と”…”はい”?と電話にでた”彼女”…。
「あ、お久しぶりです。以前…。」
私は”彼女”に、”予約できる”?と、聞いてみた。彼女は、即座に調べて、”6月20日、土曜日、18時半”なら空いてます。6名様ですね。…と予約してくれた。「”ありがとうございます”!本当に助かります!」
私はお礼を言って、電話を切り、まきちゃんと英くんにメールした。と…英くんから
「ありがとう。河本さんには、海ちゃんからメールして。よろしく。」
へ!?…私が?…む…むり…あ、でも…メールなら…だい…じょう…ぶかな? …でも、まずは、自分の用を終わしてから…そうこうしているうちに、夜になっていた。「……えっと……。」
「お疲れ様です★6月20日、土曜日18時半”に、柳の月”に集合。ラフな服装でOK♪」
と河本主任にメールを送った。なぜか心臓がドキドキしてる。……しばらくして、河本主任から、返信が着た。
「了解。よろしく。」
私は、ホッ胸を撫で下ろした。
…楽しみ…。それから、変わらない日々を送って、6月20日。私は、楽しみにしていた食事会へと向かった。




