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悪いときって

お粥…2杯目…。また梅干しだと飽きるかな?…

「雷斗さん、梅干しで良いですか?」 「ゔん。」

対面式の台所…。炬燵に座る雷斗さんを何となく、見た…。ぼんやりしていた。お粥の鍋を温め直しす…。くつくつと音を立てた鍋。ほのかに湯気が上ってきたから、火を止めた。お椀に盛り付け、梅干しを添えて、雷斗さんの居る炬燵に持っていく。そのお粥もしっかり食べてくれた。

「ごちぞうさま。うみ…美味がった。」

「良かったです。雷斗さん、薬」「みがんだべる」

…さっき、伊原さんにもらったみかんを食べたがった雷斗さん…。凄い食欲…(汗)…。具合悪い時って、食欲が無くなるんじゃ?…食べ終えたお椀を手にして、台所に行き、お椀を流しに置いて、水を張る。ビニール袋から、みかんを2つ取り出して、雷斗さんに持っていく。

「ありがどう。ゔみ」

少し、声が戻りつつあった雷斗さん…。だけど、咳だけは、なかなか落ち着かなかった。これだけ、咳をしていたら、お腹筋肉痛になりそう(汗)

私も一応、マスクしていたけど…。雷斗さんは、みかんを1つ手に持ち、皮を剥いた。…みかんって、香りが強いのかな?マスク越しでも分かるみかんの香り…。みかんを半分に割って、ひと房とり、口に運ぶ雷斗さん…?!!!……!

…きゅ…急に酷く?!

「雷斗さん?!…大丈夫ですか?!」 驚いた私!

「…!はぁ…ぁ…。あ"ぁ"…。むぜただけ…」

…(汗)…。

鼻をかもうと、ティッシュを取る雷斗さん。

ふと、目に付いた。雷斗さんの鼻の下、鼻のかみすぎで、真っ赤になり荒れていた…。痛そう…。あ…そうだ…。

「雷斗さん。後で、ドラッグストアに行ってきますね。」 「…ゔん…。」

みかんを食べ終えて、薬を服用し、寝室に戻った雷斗さん…。

朝9時30分。髪を軽く結わえた。化粧は…いいかな。着替え…でも…平日だし…誰にも会わないよね…。部屋着のまま…ロングコートを着て、マスクだけして家を出た…。






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