あったほうが?
雷斗さんが急性気管支炎で、職場を早退した。スマホを家に忘れて行った私。家に帰ってきてから、知った。夕飯は、クリームシチュー。にんじんの代わりにかぼちゃを入れて作った…。夕飯を食べ終え、ふと、思った。別々に寝ようと話していたけど…炬燵で寝ても大丈夫かな?前に炬燵で寝ると風邪引くと聞いたけど…?…。今から、ホームセンターに行って、布団を買いに行く?けど…これから?…時間は、夜7時を過ぎていた。どうしようかな…でも、布団1組あってもいいかも…。
急遽、近くのホームセンターへ買いに行く。ホームセンターに着き、駐車場に車を停める。店内へと向かう。雪降ってなくて、よかった…。店内に入り、布団コーナーへ。1番安い布団を見た。敷布団と掛け布団のセット。…丸洗いOK。シーツは別売りだった。布団コーナーの隣に、シーツコーナーがあった。見ていると……見覚えのあるシーツが目に付いた…。このシーツ確か…叔母の家で使っていた、白い綿のシーツ…。まだあったんだ…。懐かしくて、思わずそのシーツにした。シーツの柄をよく見てみる。…菖蒲?かな?セットの布団は、カバーに入っていて、取っ手も付いていた。それを手に持ち、レジへと向かう。スマホのポイントを使う事に。会計を済ませ、ホームセンターを出て家に帰る。
家に帰る途中…スーパーがまだ営業していた。スーパーにも寄る事に。雷斗さんのスポーツドリンクやゼリー、プリン…後、果物を買う。
買い物を済ませ、家へと帰る。家の駐車場に車を停めて、荷物を運んだ。玄関のドアを開けて、中に入る…。トイレに行っていた、雷斗さんが玄関に来てくれた。
「うみ…何処に行ってたの?」
心配そうに私を見て尋ねた。
「布団を買いに行ってました。後、スポーツドリンクとかも…」
「布団?」 ?の雷斗さん…。
「炬燵で寝ると風邪引くって…」
…すると…
「うみ…ごめん。…荷物…」
「あ、大丈夫です。雷斗さんは、休んでいて下さい…」 「大丈夫…。」
雷斗さんも手伝ってくれた。荷物を運び終えると、雷斗さんは、寝室に戻り、横になった…。
…無理しないで欲しいのに…。
玄関に戻り、コートを脱いでコートかけにかけた。居間に戻り、買ってきた、スポーツドリンクやゼリー、プリンは、冷蔵庫に入れた。果物は、りんご。洗面所に向かう。手を洗い、うがいした。…雷斗さん、りんご食べないかな?洗面所から、寝室へと向かう…。
雷斗さんは、ベットに横になっていた…。
「雷斗さん、りんご食べませんか?」
「…食べる…」
食欲は、あるみたい。よかった…。
台所でりんごを洗って、皮を剥く。皮を剥いた、りんごをお皿に盛り付けて、雷斗さんの居る、寝室に持っていく…。
「雷斗さん、りんご…」 「ありがとう…」
薬が効いてきたからかな…咳は止まっていた。ベットから起き上がり、りんごを盛り付けた、皿を受け取ってくれた。
「熱がやっと下がったよ。いただきます…。」
りんごを1口…。
「…美味い♪…うみ…。ありがとう。」
私にお礼を言って、嬉しそうに、りんごを食べていた。




