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おちた

「うみ?…うみ!?」 …?…ん…雷斗さん…。?!私の目の前に雷斗さんが……て…え?!慌てて…時計を見た!午後6時前…。ウソ?!もうこんな時間!?…いつの間にか寝ていた私…(汗)…ど…どうしよう。…夕飯の支度、何もしてない…。ご飯も炊いてない…


あれ?玄関のカギ閉まってる…?うみ、居るはずなのに…?カギを開けて、家の中へ…。玄関でスノーシューズを脱いで、そのまま、居間へ…。うみは炬燵で横に…うみの手から、落ちていた、スマホ…。その姿に慌てて、うみに声をかけた!…静かに目をあけた、うみ…。俺の顔を見た途端、大慌て!…よ…よかった…。寝ていただけか…。…でも…なんで玄関のカギをかけていたんだ?…まさか!?

「雷斗さん…ごめんなさい…私、スマホで小説を読んでるうちに眠っちゃって…夕飯の支度まだなんです。ご飯すら炊いてなくて…(汗)…本当にごめんなさい…。」

泣きそうなうみ…。そんな事どうでもいい!


「うみ、なんで玄関のカギかけていたの?やっぱり具合悪いの?」

うみは…?…。しばらくして、思い出したかのように、


「…!ごめんなさい。カギ開けるの忘れてました!」

謝ってきた。

「いや…あの…その理由…。」呟くように、出た俺の声…。すると、うみは、炬燵から出て、寝室へと向かった…。…手に何か持って…?

…俺に、それを見せて説明してくれた。

「婦人科の藤野先生から、頂きました。この冊子に載っている、セルフチェックをしていたんです。誰か来たらちょっと、困るので…。玄関のカギをかけてチェックしていたんですよ…。」

うみから冊子を受け取り見てみた…。乳がん検診…?…。な…なんだ…俺はてっきり…うみが、やっぱり、どこか、悪かったんじゃないかと

だけど、違った…。


「…夕飯、どうしようかな…。…あ、そうだ♪」


よかった…元気な…何時ものうみだ…。






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