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冬の使者

18時55分。仙台駅に到着した。ここから、今度は、陽高市に帰る。48号線…。下道で帰る。ラジオを聞いていた。冬の歌が流れていた。

「懐かしいですね。」 「うん…。」

その後に流れた曲…。聞いていると…

「…今も忘れない…」 …この方、イメージは真夏だけど…冬の歌もいいなぁ♪すると、雷斗さん

「…夏の歌を歌うイメージだけど、冬もいいな…。」

同じ事を思っていた…。その頃…。


「つきさん、これ芋煮です…(汗)」

「!?芋煮?豚汁じゃないの?!」 「違います…」

夕飯にと…つきさんのアパートで出された豚汁…。この豚汁を見てビビった俺…。と…言うのも、つきさんが作った豚汁の具が、俺の地元の芋煮と同じだからだった…。

「…マジで?」 「はい…(汗)」

つきさんの作った豚汁。材料は、豚肉、白菜、里芋、大根、人参、ごぼう、長ネギ、こんにゃく、しめじ…。

「…芋煮嬉しいです。頂きます♪」 「…(汗)…」

芋煮を食べた俺…。…味噌は、仙台味噌ではない、この辺りの味噌だけど、美味かった。

「…芋煮…醤油味ばっかりじゃないっては知っていたけど…まさかなぁ。」

つきさん…知らないで作っていたのか…。

「そう言えば、つきさんの芋煮って何が入りますか?」

「うちの芋煮は、里芋、牛肉、長ネギ、舞茸、大根、こんにゃくで醤油味。」

「あれ?なんか…具が多くないですか?」俺が前に、何処だったかな?食べた芋煮と違った。俺が食べた芋煮は、里芋、牛肉、ネギ、こんにゃくが入っていて、醤油味…。

「地域によって、具材変わる。」 「え?」

「場所によっては、豆腐、白菜も入るよ。だけど、もしかしたら、その家庭で?違うかも…(汗)」

つきさんは、豚汁を口にした…。

「温まっていいな…。」テレビのニュースを観たつきさん。「…来たんだね…冬だな…。」

つきさんが観ていたのは、白鳥…。スワンパークの景色だった。

ニュースの合間に各地の名物を紹介していた…。


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