みぞれ
ビアホールを出た後…凄く寒くて驚いた。北海道の10月下旬の最高気温は大体17℃~20℃位…。俺もうみも、上着を着ていたけど、夜はかなり冷えた…。ホテルに戻り、部屋に入る。しばらく、休んでから、風呂へと行く。このホテルにも大浴場があり、ゆっくりと風呂に入る事が出来た。北海道旅行も明日が最後…。明日は、うみをまたガラス屋に連れて行き…昼は鮨を食べる事にしていた。朝6時半…。目が覚めると…先に起きて、窓から外を見ていたうみが驚いていた。
「おはようございます雷斗さん、雨が降ってますよ…。それに?あ、みぞれ…?」 「え…?」
…ベットから起きて、うみの側まで行く…。マジか…。今までずっと晴れてたから…。
7時半になったら、ホテルの朝食バイキングに向かう。それまで、荷物を整理し、身支度をした。お土産の一部は、宅急便で送り、ちょっとしたお土産は、お土産用の袋に入れた。この袋材質、多分、麻…?麻袋…。珍しいな…。これも記念になりそう。7時30分の5分前に、2階の朝食バイキングに向かう。2人で朝食を食べた。食べ終えると、部屋に戻り、9時に部屋を出る事に…。
…みぞれ…。なら、箱館も…。するとうみ。
「雷斗さん、早めに新箱館北斗駅に向かった方がいいですね…。」
「…そうだね…。あ…でも、うみ…最後にガラス屋さんのカフェに行かない?」
「行きたいです♪」 「カフェでコーヒーを飲んでから、帰ろう…。」 「はい♪」
午前9時…。部屋を出た。1階ロビーへと向かう…。北星さんが待っていてくれた。
「おはようございます。今日もよろしくお願いします。お荷物をお預かり致します。」
「おはようございます。ありがとうございます。」
会計を済ませて、ホテルを後にした。
北一ガラスに近い駐車場でタクシーを降りて、北一ガラス3号館のカフェに歩いて向かう…。ここで、コーヒーを飲んだ…。すると…うみが…
「このランプ、可愛いですね。」 「ほんとだ。」
小さなランプ…。しばらく見ていた。ゆらゆらとゆらめく炎…。ここ…マジでいいな…。また絶対に来たい。コーヒーを飲み終え、カフェを後にした。もしかしたら、本格的に雪が降り出して、雪道になると悪いからと、早めにお樽を出て、新箱館北斗駅に向かう…。今回の新婚旅行は、うみがとても喜んでくれたから、良かったし、俺も楽しかった♪




