まめといも
コーヒーを飲みながら、スマホを見ていたつきさん。
「…豆名月か…。」 「?なんです?それ?」
「十五夜。」 つきさんは、外を見て…
「雨だしな。見えないかな。」
しゅんとしていた。十五夜…。そういえば朝、TVの天気予報で…。
「今日は十五夜です。」って話していたな…。
「9月が豆名月。10月が芋名月…。今年は、今日だからね。」
「?今年はって?」 十五夜って毎年同じじゃないのか?と…つきさん。
「旧暦になる。だから9月から10月になる。豆名月は、豆の収穫期だから?芋名月は、里芋が収穫期だから…とか聞いた事があるんだ。」
「なるほど。あ、だから…枝豆?」 「うん。でも、本当かどうか分かんないよ?」 「そうですか。あ、里芋で思い出しましたけど、つきさん、芋煮って作れます?」「朔夜さん芋煮好き?」
「好きですよ?」「ふ~ん。」
あれ?もしかして…つきさん、芋煮…(汗)するとつきさんからまさかの一言…。
「うち、芋煮って、あれば食べるで作った事ない。」
「…まっ…マジで?!」 「うん。」
い…意外だった!つきさんが…(汗)アレだけ料理していて…(汗)ビビっていると、つきさん。
「…今、意外だって思ってる?」 「…はい…(汗)」
「…この時期の実家に行くとね、芋煮が出てくるんだけど…あれば食べる。なんだよ。作りたいと思わないんだ。食べたら美味しいんだけどね。」
つきさんの不思議が炸裂した!
これ、つきさんに話したら、ヤバいから黙ってたけど、つきさんは、本当、不思議な女性。
これは、前にも話した、寝しなと寝起きの涙。
俺が車の芳香剤を変えたのも分かったのか、髪か服に微かに付いた香りもすぐ分かったし、俺が胃が調子が悪い時も「…胃の具合悪いべ?大丈夫?」…(汗)…話してないのにスグに気がついた。後…職場では、窓も見てないのに、雨が降ってるのも匂いで分かるらしい。嗅覚が異常に鋭い(汗)
極めつけは…空き家見て…
「…あそこで何かあったな。」 これ、めちゃくちゃ怖かった…(汗)…。最近は、言わないけど、付き合いたての頃は、ビビっていた。だから…久しぶりのつきさんの不思議だった。
「なんでかなぁ?」…首を傾げていたつきさん…。 知りたいのはこっちです…(汗)




