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さすらう…

ハードな日々だった…。だけど、徐々に落ち着いていった…。仁科室長、星野主任、伊原さんに、聞いた、施設長たちの話し。確かに一過性だった。

「ブームってあるよな。そして、すぐに落ち着くよね。」

9月1日…。俺の車の中。つきさんを助手席に乗せ、運転中の俺。今回は、俺の誕生日で、2人きりで旅行…。行く宛ても決めずに、旅をする…。お盆に海に行ったから、今回は、山に向かう事に…。陽高市から北へ向かう。ひたすら北へ…。

「県北か。こっちの方はあまり来た事無いな。」

つきさんも珍しいのか、車の窓から外を眺めていた…。2車線の道路を進み、山手の方に向かう。信号待ち…

「…11時半か。ここは…雄花沢かぁ。スイカ美味いんだよね♪後、吟山温泉♪」「そうなんですか?」「うん♪お腹空いたな。どっかで昼にしよう♪」 「はい♪」すると、つきさん、辺りをキョロキョロと見渡した。何見てるんだろう?すると

「朔夜さん、あそこに入ろう。」

つきさんが指差した建物に向かう俺。ウインカーを上げ、左折した。まだ昼には早い時間なのに、混んでいた。蕎麦屋だった。中に入り、席に向かう。

「いらっしゃいませ。」 店の人が、お手ふきとお茶を持ってきてくれた。

「決まりましたら、そちらのボタンでお呼び下さい。」「分かりました。」お品書きをみて、

「月見そばにします。」 「うちはキツネそば。」

ボタンを押して、注文した。

「月見そば1つとキツネそば1つ。」

「畏まりました。少々お待ちください。」

注文を済ませ、つきさんと話していた。今回の旅の話しや、前回の海の話し…。

「お待たせしました。月見そばとキツネそばです。ごゆっくりどうぞ。」

丼からたつ湯気…。半熟玉子…美味そう♪早速、蕎麦を食べた。「いただきます♪…美味い♪」 「いただきます♪…美味しい♪♪」黙々と蕎麦べ…「ご馳走様…美味しかった。」「ご馳走様。」

お茶を飲むつきさんと俺…

「美味い♪」 「いいね♪そば茶好きだ♪」

嬉しそうなつきさん。お茶を飲み終えて、

「かなり混んで来たな。出よう。」 「はい。」

席を離れ、会計を済ませた。昼はつきさんが出してくれた。店から出て、駐車場へと向かう。車に乗ると…つきさん。

「地元の方が多いな。愛されてるんだね。」

「分かるんですか?」 すると…つきさんはこんな事を話してくれた。

「これ、うちの勝手な考え。県外ナンバーが多く行列が出来る店は、有名店。地元ナンバーが多く、混む店は、地元の方に愛され店。どっちも当たり♪♪」

なるほど…。だからさっき…。

「じゃ、行こう♪あ、音楽かけていい?」

「いいですよ。」

スマホを手にし、音楽をかけた、つきさん。

「さすらおう…この…」…ピッタリの曲だった…♪



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