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もう猫?

ペットホテルに着いた。明里さんがチャロくんを迎えに行く。しばらく待っていると、キャリーケースに入れられたチャロくんと明里さんが、出てきた。明里さんが嬉しそうにキャリーケースを見ている。衣織はまだ眠っていた。そろそろ起こすか。英に頼んで、衣織を起こしてもらう…。

「衣織ちゃん、起きて、チャロくんきたよ…。」

!!チャロくんと聞いて、飛び起きた衣織。

「チャロくん?!」 明里さんが、キャリーケースを見せてくれた。このキャリーケース、扉が透明なプラスチックで出来ていた…。衣織を見たチャロくん…。…しゃぁぁ!と威嚇せずにいた。…衣織がジッとチャロくんを見て…

「おめめまん丸…。おみみ三角…♪かわいい♪」

チャロくんに触りたそうにしている衣織。陽高駅に着くと、明里さんが、俺と衣織に

「河本さん、チャロを一度キャリーケースから出しても良いですか?私が抱っこしますので…」

「…大丈夫ですか?」 心配そうな、うみ。

「実は、チャロ、人に慣れさせたいんです。」 無理に慣れさせなくても…(汗)と…思っていると、「もしこれから、また出かけたり、後は、実家に連れて行った時に、全く人慣れしてないと…大変かも…(汗)」

そう話し、チャロくんをキャリーケースから、出した。意外と落ち着いていた。茶白のネコ。前足が白く、くつ下を履いてる様に見えた。そっと助手席から見ていた、うみ。

「かわいい♪」 優しくチャロくんに声をかけた…

うみの声が聞こえたのか…「あ、ゴロゴロいってる♪」 明里さんが教えてくれた。それを見た衣織…。「…かわいい…。」

うみの真似をしたのか、小さめの声で話す衣織。すると…「ニャァ~…」 衣織に向かって、ひと鳴き。明里さん…

「衣織ちゃんにご挨拶したんだね。チャロ、偉いね。」チャロくんを褒めて、撫でている明里さん…。意外と人懐っこいん…?!!

「フシャァァァア(怒怒)」 きゅ…急に威嚇し始めたチャロくん!?…な…なんだ?!急に?!…チャロくんの視線の先には…英?…と…今度は…

「シャァァア(怒)」…俺にまで…(汗)…な…なんで??

チャロくんの豹変ぶりに、驚くうみと…英と俺!慌てた明里さんが

「ご…ごめんなさい!チャロ!頑張ったね。お部屋に戻ろうね。」

キャリーケースにチャロくんを戻した明里さん。

…キャリーケースからでも分かる…チャロくんの怒り…(汗)…

チャロくんをキャリーケースに戻した後…車から降りて、加藤主任に話した…。

「俺引っ掻かれましたよ…(汗)」

豊川君達にも会わせたら、伊原さんとけいさんには、何もなく…豊川君にも、威嚇せず…。なんで?


後で加藤主任に聞いたら…

「後から明里が教えてくれて、…チャロくんの前の飼い主さんに聞いたら、前の飼い主さんのご主人が…チャロくんを叱りつけた…。それが丁度、俺くらいの男性だった。だから似たような感じの方には。そうなんじゃないかって…。後…女性が好きで、若い子も好きなんだとか…って(汗)」

…チャロくん…ごめんなさい…。何故か謝っていた加藤主任。俺も…チャロくん、ごめん…。と謝ってしまった。


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