恋人の聖地
宿を出て、カリオンパークへと向かう。ガラス屋さんと同じ、敷地内にあるこのカリオンパークは、広く、遊具もあった。階段を上り、鐘へと向かう…。階段を上り…「…やっぱり…階段は…」
つきさん…(汗)…「俺も…」 河本も…俺も…(汗)
「ここの階段を制覇しなければ…」
明里…何処のゲームだ…(汗)…。お前が行きたいって言うから…なんて思っていると、海さんと衣織ちゃんが鐘楼の下に着いた。シルバーの大きな鐘。
しばらく、鐘を見ていると…明里が必死に願っていた。
「恋愛成就恋愛成就恋愛成就恋愛成就」
…呪文にしか聞こえない…(汗)…ふと…豊川と目が…。明里の必死な姿に引いてるような…。…確かに…。ここまで必死になってると…
「…終わりましたか?…明里さん?」
つきさんは、普通に話している。「はい♪ありがとうございます♪…叶うといいなぁ…。」
滑り台で遊ぶ、衣織ちゃん。下で待っていた、俺たち。楽しそうだった♪豊川も一緒になって、滑っていた。時間は、10時。ガラス屋と向かう。ガラス屋の階段を上り、店内へ。「わぁ♪可愛い♪」
明里と衣織ちゃんが同時に声を上げた。「…素敵♪」けいさんは、モザイクコースターを見ていた。しばらく店内を見て回る。すると…
「ハート型のカギ?」 英さんが、見ていた。スタッフさん
「ラブロックです。そこの…」 それを聞いた、明里。英さんに声をかけた。
「英さん、私と鍵をしませんか?」
「!?…」 明里の突然の申し出に、ビビり戸惑う英さん!
俺もビビっていた!
「あ。いや…」 迷う英さん…。
「…ダメ…ですか?」 「…いいよ…。」
…まじちあああ!?
…声にならない…何かが、俺の中で炸裂した!
それに気が付いたつきさん。
「やるねぇ…。明里さん。朔夜さん、英さんなら大丈夫だよ(笑)」




