今じゃなくても?
「…まだ彼女を想ってるなら、ヨリを戻したら、どうなんだ?」 布団に戻った英に、話した。
「…ヨリ…戻したいけどね。既に向こうは、新しい男性と付き合ってる。別れる時に言われたよ。貴方よりずっと良い人見つけたから。」って…。辛そうに話す英。…と…
「…明里が似ているって…本当ですか?」
!?なんと加藤主任が起きていた!…
「…おはよう…加藤君。…似てるね。だけど、失礼だからね。」 英は、バツ悪そうにして、加藤主任を見ていた。加藤主任も英をジッと見ていた。
「明里と話したりするのは、別に構いません。ただ…思わせぶりは、止めてください。」
たったそれだけ、英に伝える加藤主任。
「…分かってる。」 …何も言えずにいた俺…。早朝から、話したが…今しかチャンスがない…訳じゃなかった。だが、何となく、今しか聞けなかった。スマホを見ると、時間は朝6時になろうとしていた。
話し声で目が覚めた、私…。伊原さんと明里さんが、布団に寝転がった状態で、話していた。
「本気なのかなぁ」 「…気になる?」
「…少し…。」 「…ふーん…。」 まるで他人事(汗)
「もう少し、様子見てみたら?もし、本気なら何らかのアプローチがあると思うから…。」
そう明里さんに話した伊原さん。
「もう少し寝ていい…?」 「はい」
…伊原さん、2度寝…。私が布団から起き上がると…驚いた明里さん…。
「!海さん、おはようございます。」 「おはようございます。明里さん。」
伊原さんとの会話を聞かれたと思ったのか、焦っている、明里さん。スマホを手にし、時間を見てみると、朝の6時だった。起きて、トイレに向かう。…本気なら、何らかのアプローチ…。…私たちにも分かるのかな…。
用を済ませ、手を洗い、部屋へと戻ると、衣織ちゃんが起きていた。
「うみちゃん!おはよう!」 「おはよう♪衣織ちゃん♪」
朝から元気な衣織ちゃん♪
…けいちゃんも起きた。「おはよう。うみちゃん。」 …伊原さんが起きたのは、その20分後だった。




