おもかげ
豪華な夕飯…。いや、夕食を食べながら、白ワインを飲む英。生ビールからワインに変えていた。明里さんと話す英は、楽しそうにしている。強肴の黒毛和牛のすき焼きの鍋に、火を着ける、山瀬さん。「蓋をお取り致します。」 「ありがとうございます。」 すき焼きも久々だった。すき焼きを食べ、生ビール3杯目。伊原さん。「うちはこれで終わり♪久しぶりの白ワイン美味しかった♪」
白ワインをグラスで3杯目。加藤主任は、生ビール2杯目で止めていた。最後のデザートを食べ終えた後、明日の予定を決める。
「明日は、ガラス屋さんに行って、海水浴場に行こうか?」 「淡水水族館も行く?」「海で遊びたい!」「分かった。海水浴場にも、砂場の生き物たちがいるかもね。」 「うん♪」
明日の予定を決めた。夕食が終わり、部屋へと戻った。しばらく、寛いでいた。
「もう一度、風呂行こうかな…」 英が風呂へ行こうとした。「あ、なら俺も行くよ。」
英と2人で風呂へと向かう。特に変わった様子もない…いつもの英。大浴場の脱衣場、服を脱ぎ、…露天風呂に向かう。風があるのか、木々が揺れていた。風呂から上がり、廊下に出ると、うみたちがいた。伊原さんと明里さんは、部屋に居て、うみとけいさん、衣織が来ていた。すると…英が…
「明里さん、疲れたのかな。大丈夫かな」
心配していた。…部屋へと戻ると…加藤主任や豊川君には聞こえないように…聞こうとした俺…。けど、聞くに聞けずにいた。その日の夜は、少し遅くまで起きていた。風の音が、微かに聞こえる部屋…。いつの間にか、眠った。翌朝…みんなより、先に起きて、次に、英が起きた。まだ、朝早い時間。…何となく、英に聞いた。「英、明里さんが気になるのか?」 と…。すると…
「…似てるんだ…。別れた彼女に。身長も…仕草も笑った感じも…。最初あって、びっくりしたよ。」
寝起きの掠れた声の英…。布団から、出る。…水を取りに冷蔵庫へと向かう英。冷蔵庫には、無料のミネラルウォーターが入っていた。中から取り出し、水を飲むと、俺に、話した。
「めめしいよね。それに…失礼だよな。」
そう話して、また水を飲んだ英…。




