英と明里さん
英と俺は、大学の同期。仲良くなったきっかけは、サークルの飲み会。英は、俺や周りには、普通に話しをするものの、割と無口な感じだ。そして、何を考えているのか、分からないヤツ…それは、昔も今も変わらない…。明里さんが英に尋ねた。「そういえば…英さん、彼女居るんですか?」 「…居たけどね、別れた。」「え?!」「マジで?!」驚いたうみと俺……。「…まあ、仕方ないかな…。お互い、すれ違いが多くてね。でも、これで良かったんだ。もう恋愛はしたくない。」辛そうな英…だが …英が普通に話してくれたのは意外だった…。!まさか髪を切ったのって(汗)…いや…まさかな…。「…良い人見つけて幸せになってもらいたいな。」「彼女さんに…まだ…未練あります?」切なそうに尋ねる、明里さん。
「未練ね。少しはあるかな?だけど、吹っ切れつつあるから、大丈夫。」と…「英くん、スマホ見たい!さっきのカニさん!」衣織…今は…(汗)
「分かった。ちょっと待ってね。」スマホを手にすると、後は、何も話さない英…。信号が青になり、停まっていた、伊原さんの車が走り出した…。
つきちゃんは、加藤主任に
「明里さんて、どんな子?」 と尋ねた。
「そうですね。何となく、子供見たいな感じです。」
「見ていたけど、ピュアだよね。」 私も加藤主任に話した。「だからなのかな?衣織ちゃんと波長が合うのは…?純粋に物事を見聞きしてない?」
「それもあると思いますが、好奇心?なんですかね?強いですね。」
「明里さん、何となく、大人しいけど、そうでもないし…。不思議な感じがするなぁ…。」 私がそう、加藤主任に話すと…豊川君が…。
「不思議なのは、伊原さんの方…」
「(怒)誰が何だって?」 !あ!ヤバい!つきちゃんが言われて1番嫌な事を話した豊川君!
「豊川ぁ?(怒)…」 や…ヤバイ!すると
「まぁ…いいや。あ、変わった。」
つきちゃんが車を走らせた。毎回だけど、豊川君、反省しないな…。どうしよう…。コレさえ何とかなればなぁ…と…。参っていた…。




