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息抜き

俺は、豊川君と食事に行くメールをしたのは、7月22日。あれから、”家庭事情”で色々あって、ようやく落ち着いたのが、8月4日月曜日。仕事帰りに、飯に行こうと誘った、豊川君。誘ったが、この辺の、飯屋がよく解らず、俺は、この陽高市に住んでる、大学時代の友人に連絡を取った。友人の”秋田 英”。彼は、”弁護士”をやっていて、ちょうど俺も”相談”したい事が、あったから、豊川君にメールで、「”大学時代の友人も誘っていいか?…弁護士やってんだけど”…。」 とメールで聞いた。「ぜひ!…”弁護士”さんですか?凄いですね!」 と返信がきた。仕事が終わった8月4日、現地集合で集まる。

彼の”姉”が経営してる、ビジネスホテルで、限定ディナーをやっているらしく、俺と豊川君は、緊張はしたものの、ホテルのカジュアルな感じに安心した。フォーマルな服装の人は、あまり居なく、割とラフな感じがした。友人の”秋田 英”は、仕事帰りなのか、スーツ姿。胸の”弁護士”の証である、バッチは、外している。先に来ていた彼、”誰か”…その”女性”と知り合いなのか、ひたしげに話している。俺らを見つけた英は、手を振って、”こっちだ” と呼んでいる。英の姿を見た、豊川君が、「”え!?英先輩?!…お久しぶりです。豊川です”。」 俺は、豊川君に、”知り合い?” と尋ねた。豊川君と英は、同じ高校の先輩・後輩で部活も同じ。卓球部だったらしい。

「河本くんの部下になってるなんて、知らなかったよ。河本くん、面倒見いいから…良い上司持ったね。」

と…相変わず、上手い事を言っている。俺は、英がたまに、何を考えているのか、解らない時があるが、それが彼の”強み”なのか…と、感心してしまう。席に座ると、スタッフが、ドリンクメニューを持って、注文を取りに来た。俺らは、車だったため、ノンアルコールビール。英は、ノンアルコールのワインを注文した。と

「あちらの…いや、”姉”たちに、ノンアルコールワインを。」

俺は、英がさっき話していた、女性が英の”姉”と知って驚いた。

「”お姉さん、来てんだ”?」

注文を終えた、英が俺を見て、

「たまたま、会ったんだ。”同級会”だってさ。”姉”さん、忙しくて、中々、時間取れないから、久々にあった同級生と楽しで欲しくてね。」

俺は、”優しいんだな。俺にも、”弟”が居たらなぁ…。” と思っていた。俺には、”兄”が居る。だが、あまり”連絡”を取ることは無い。

ドリンクが運ばれてきた。英は、”窓側”の席を見ている。スタッフが、きちんと”説明”してくれているか、見ているのか?…英がサッと手を挙げた。俺と豊川君も、そちらに目を向けた。英の”姉”が、こちらに、手を挙げて、「”ありがとう”」

とサインを送っていたのが見えたが……??!!?!

俺と豊川君は、凝視してしまった……。

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