表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
494/822

見守り

伊原さんと…うみが被害にあった。俺は…またうみを護れなかった…。

「…雷斗さん…そんなに…落ち込まないで下さい…。」

泣いていた、うみは、落ち着きを取り戻していた…。護りたかったが…俺や他の人たちも知らない犯行…。まして、職員の犯行…。防犯カメラもあって、警備員も居たが…未然に防ぐ事も…どうする事も出来なかった…。1階のロビー…。誰も居ない…俺たちだけがいるロビーは、どことなく薄気味悪い…。

盗聴の他に、窃盗と盗撮…。窃盗は未遂?なのかは、分からないが…。

他にも余罪があると、聞いた…。これでは、デイキャンプは無理かと、諦めていた時、伊原さんが

「もし、平間がお盆中に保釈された場合、家に居ない方がいいかな…?…後…うち、これからカメラ買ってくる。」

「?カメラですか?」 加藤主任が尋ねた。

「ペット用の見守りカメラ。スマホと連動出来るから、何かあったら、証拠になるからね。平間の事だから、職員名簿の緊急連絡先を見ている可能性がある…。」

と…「海さん、伊原さん…。」 近衛部長と福山課長が来てくれた。施設長も…。

「明日どうします?出勤出来そうですか?」福山課長が心配そうに、伊原さんとうみに尋ねた。「お疲れ様です。施設長、近衛部長、福山課長。明日は出勤します。ここに居た方が、いいです。」 「…私も出勤します…。」…家に1人で居るよりは…ここに居た方がいいかもな…。と…施設長が伊原さんに話しかけた…。

「…分かりました。ところで、つきさん、ひなたさん、立派になったな…。」

施設長が感慨深い目をしながら、伊原さんを見ている…。「…無理しそうで心配です…。」 …それは…伊原…いや、つきさんの方では…?…「平間…余罪があるって言ってましたね…?」加藤主任が不安そうに、俺たちに話した。

「…盗撮、盗聴…窃盗は未遂?…とにかく、出てこないで欲しいですよ…。うみや伊原さん…他の受講生たちもまた危険な目に合うかもしれない…。」

周りも同じ思いでいたし、怒りさえ感じていた。


~♪~伊原さんのスマホがなった。鞄からスマホを出して、何かを見ていた…。

「…警察と偽って女性を脅し…脅迫と婦女暴行容疑で再逮捕…。平間…再逮捕だって…」

…伊原さんが見ていたのは、ネットニュースだった…。それを聞いた、加藤主任が


「本当に…明里だけが被害者なのか?」


加藤主任が怒りを抑えながら…呟いた…。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ