あれから…
楽しかった食事会が終わって、けいちゃんと豊川くんが帰った後、英くんと河本主任は、”何か”相談をしていた。 「”また連絡します”。」 そう英くんに話して、河本主任は帰っていった。食事会後、全員でメアドの交換をした。最初、断った私。…「”滅多な事がない”限り、メールをしない。」 …と河本主任と豊川君に、そう”約束”して、交換した。それから、まもなくして、突然、河本主任が、本部へと異動した。年が明け、3月…。私は、”介護福祉士科”から”業務サポート課”に異動した。私とリーダーの平澤つぐみとの、壮絶な言い争いで、心が折れた私…体調も悪く、相変わらずの、”胸の痛み”で限界を、向かえつつあった私は、”仕事を退職しよう”と、思っていた。沈んだ私を、見かねて、近衛部長は、前回、私に話した、”異動”の話しを、再度、私に、持ちかけた。近衛部長から、「”異動…する?…”」 と言われ、今に至っている。”離婚”は、もう少しで決着する。私は、部長と業務サポート課の福山課長と、部長室で”今後”の予定について話し合いをしていた。
「…。異動先は、福山課長の元になります。辞令書は、後で、交付式にて渡します。…それにしても…。”離婚”しちゃうの…?」
近衛部長も福山課長も、心配してくれているのか、興味本位なのか、尋ねてくる。あまりに”しつこいく”……。”心配”して、聞いてくるものだから、思わず、
「全ては、”弁護士”にお任せしています。落ち着くまでは…。」
と、その先の話しを、丁重にお断りさせて貰った。
その後、嫌でも、平澤さんに会い、最後の”引き続ぎ”を、終わらさせた後、私は、”介護福祉士科”を後にした。けいちゃんとは、メールでやり取りしていた。けいちゃんは、私が異動する、少し前に、世界中で流行中していた、感染症に感染し仕事を、休んでいた。私が、異動を済ませた、4月の中頃に、ようやく、”離婚が成立”した。時間が、かかったけど…「だいたい?こんなもん…?なのかなぁ?…一応…落ち着くの…かな?」 などと、思いながら、その後、アパートを探した。まきちゃんも、アパート探しに協力してくれた。”保証人”無しで探した。4件見つかって、1番最後に見たアパートに決めた。引っ越した後、まきちゃんに滞在費を支払う。まきちゃんは、”いらない”と言ってくれたけど、”ちゃんとしたい” と話したら、「”じゃぁ…このくらいかな?”」 と指を3本立てた。私は、「いいの?!…ちゃんと払う…。」 まきちゃんは、「”ホテル代”は、この位でいいから…新しい門出だからね。これから、なんでも、”1人で大変”になると思う…。”離婚後”の手続きとかね…。応援してるよ。頑張って。」 と激励してくれた。そしていよいよ…新しい生活が始まった矢先に…。
「また…振り回される…のかな…。」