表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
480/823

しばい

…ソフトクリーム…なんて話したが、衣織を兄貴に預ける為の芝居…。とにかく、衣織を巻き込む訳には…と思い、土産屋を出た後、スマホを取り出し、仁科室長から、電話がきた振りで出て、1人、喜多の郷の土産屋のロビーに残り、兄貴に連絡を取った。兄貴に事情を話した所、すぐに向かうとの事。出張を理由に来て、そのまま自宅直帰とする…。道の駅、なごみ…。ここで、兄貴と待ち合わせ…。車を駐車場に停めた。

「明里、衣織ちゃん、起きて…。ソフトクリーム食べない?」

加藤主任に起こされて、2人とも寝ぼけ眼で、加藤主任に「「食べる…」」 しかも同時に…(汗)…

「…やっぱ似てんなぁ(笑)」伊原さんが笑っていた。

「似てる(笑)」 と…加藤主任…。ふと、うみをみた俺…。車の窓から外を見ていた…。

「あの方?雷斗さんと似て…あ、お義兄さん?」

…うみ、ナイス!

「?!兄貴?あ…」 「河本主任のお兄さん?」「?あ、本当だ…。」と加藤主任と伊原さん。

車から降りた俺。

「兄さん!」 「?!雷斗?!…あ、ドライブからの帰りか?」 「そうだよ。衣織ちゃん、居るから。兄さんは?」 「出張の帰りだ。このまま、家に直帰だ。」 「なら、衣織ちゃんと帰る?」 「…そうするか。」 「呼んでくる。あ、ソフトクリーム食べるって話してたんだ。兄貴もどう?」「いいな。久しぶりに食べるか。」

車に戻る、俺。

「衣織ちゃん、パパ居るよ。一緒にソフトクリーム食べるって。」 「!パパいるの!?どこ?」

「アソコに居るよ。」

俺の車に手を振る兄貴…。衣織と皆も車を降りた。

「こんにちは。お久しぶりです。お義兄さん。」

「海さん。こんにちは。衣織がお世話になりました。」 「パパ!ソフトクリーム食べる!」 「うん。?…衣織、指のそれ…なに?」 「?あ、これ…ほうせき…?」 「八方よけと言うお守りです。」とうみ…。

「綺麗だね。でも、ソフトクリーム食べるから外そうか。」 「うん。」八方よけを左手の中指から外し、ポケットに仕舞う衣織…。みんなで、売店へと向い、ソフトクリームを買った。ソフトクリームを食べながら、兄貴が、衣織に話していた。

「衣織、パパとお家に帰ろう。」 「うん。」

「ソフトクリーム食べ終わったら衣織ちゃんのお土産、渡すね。」 と…俺。

「お土産あげるのか!楽しみだな♪」

兄貴が嬉しうにしていた。ソフトクリームを食べ終え、一旦、俺の車へと戻り、衣織の荷物を取ると、衣織達の元に戻り、土産を衣織に渡した。

「ありがとう。雷斗くん!またね!」「また遊びに行こう!またね。衣織ちゃん。」「衣織ちゃん。楽しかったね。またね♪」

明里さんが衣織に手を振りながら、話していた。

「またね!あかりちゃん!つきちゃん、かとうくんもまたね!うみちゃんもまたね!」

「気をつけてね。衣織ちゃん。またね♪」 「またね。衣織ちゃん。」「またね。衣織ちゃん。」

「衣織、行こうか。」 「うん!」

兄貴と衣織を見送り、俺達は車へと戻った。車へ乗る前に、明里さんが

「あ、私、お茶買ってきます。」 「あ、俺も行くよ。」 「うん。」 一緒にお茶を買いに自販機に向かった加藤主任…。

その隙に…伊原さんが…

「陽高市のファミレスに行こう…。そこで、決着を付けるから。車の中では、また適当に話そう。後、やっぱり、ついて来てて、今も居るな…。」

加藤主任たちの姿を確認する素振りで、辺りを見渡す…。すると…駐車場の入り口付近に車を停め…スマホをいじりながら、平間は、こちらの様子を伺っているようだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ