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腕時計

カーナビが、「4キロメートル道なり…」 と、案内し、あの、田んぼ道を進んでいた…。青々とした稲には、ようやく稲穂が出てきていた。車内の窓から、田んぼを眺めて…

「もう少ししたら、黄金色になって、いいんだよなぁ♪新米♪楽しみだ。」 伊原さんは嬉しそうに呟いていた。

「新米♪いいですね♪」 加藤主任。と…衣織ちゃんが

「つきちゃん、時計見せて?」伊原さんの腕時計に興味津々。腕時計を外して、衣織ちゃんに渡して見せてあげた。

「はい。」 「ありがとう!…。」 「やっぱり珍しいかな?」 「つきさん、職場では付けないんですか?」 「うん。昔のバイト先では、付けてたよ。アソコは、時間が分からないし。別の職場では、外してたんだ。その代わり、小さい懐中時計を持っていたよ。」「懐中時計?」 と明里さん。「うん。時間分からないと、困るしね。」

「つきちゃん、付けていい?」 「いいよ。付けられる?」 「うん!」

衣織ちゃん、試しに腕時計を付けてみた。

「やっぱりベルト、ブカブカだね。」「うん。」

サイズを1番小さくしたベルト…。それでも、衣織ちゃんの手首には大きい…。

「でも、似合ってるよ(笑)」 と加藤主任。

「ほんと?」 嬉しそうな、衣織ちゃん。ふと、加藤主任の左手を見て…衣織ちゃん…

「かとうくんは、うでどけい付けないの?」

「スマホがあるからね。」 「ふ~ん。雷斗くんもうみちゃんもあかりちゃんも付けないの??」

「前は付けていたよ。でも、付けなくなったなぁ。」と、雷斗さん。「腕時計は、付けないかな…。」 「私も。」「うみは?」 「私も学生の頃は付けてましたが、最近は、付けないですね。」


雷斗さんの腕時計姿…。似合うかも♪なんて思っていると…「300メートル…」 伊佐須美神社の看板が見えた。満足したのか、衣織ちゃん。

「つきちゃん、ありがとう!」 「うん。」

伊原さんに腕時計を返した。神社の駐車場に入り、車を停めた。

「着いたよ。」 「賑わってますね。」

駐車場には、沢山の人たち。車から、降りて神社へと向かった。





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