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転職…

アパートに帰ると…明里が駐車場で待っていた。除雪場所の一角に、車を停めていた明里。アパートの居間に入ると、カーテンを開け、エアコンをつけた。

「兄さん、久しぶり。アソコが新しい職場だったんだね。」

「久しぶりだな。で、何時コッチに来たんだ?」

「2週間前。転職した。書類管理の仕事に転職して、パソコン使うから、習いに来たの。午前中は、休ませて貰って、午後から出勤にして貰ってる…。」

「明里、パソコン、苦手だからな…。」と…台所で手を軽く洗った俺…。ストロー付きのアイスカフェオレを冷蔵庫から、2つ出した。

「兄さん、最近、土日、出かけてるの?何回か、ここに来たんだけど、居ないから…。」

「出かけてる。」 「兄さんがねぇ…。出かけるイメージ無いなぁ…。」 「…そうか?」

なんて話していると、明里は、鞄を、床に置くと

「トイレ借りるね。」 トイレへと行った。

…来てたんだな。メールくらいすればいいのに…。なんて思っていた。テーブルにアイスカフェオレを置いて、座り、しばらく待っていると、用を済ませた明里が居間へと戻って来て…突然!

「…兄さん、彼女出来たの!?」

と…俺に尋ねた!

「な…なんで?!」

焦りまくる俺!すると明里…。

「洗面所に歯ブラシが2本あったから…(笑)」

…あ!つきさんの歯ブラシ…!

「あ…えっと…」

「兄さんに彼女が出来るなんて?!…今まで、そんな事なかったのに(笑)…どんな感じの女性(ひと)?!」

…俺だって、彼女の1人や2人って違う!?何言ってんだ!内心パニック状態!!何とか落ち着かせて…明里に言った。

「…優しい女性(ひと)…」

「そんなのは分かってる!例えば、芸能人に似てるとか?!…」テンションが上がってる明里にタジタジの俺…。

「芸能人?…居ない…。」 「なら、動物は?」

「…ネコ…。」 「ネコかぁ♪やっぱりね。兄さん、ネコ好きだもんね♪実家のアル、可愛がってたもんね♪」

本当の猫と一緒にするな…。などと思いながら、明里に頼んだ。

「頼むから、母さん達にはまだ、秘密にしててくれ。また面倒になるから(汗)」

「分かってる(笑)…あ、そうだ兄さん、帰省するんでしょ?」アイスカフェオレを飲む俺…。飲み込むと…

「…しないよ?」と、明里に返した。 「なら良かった(笑)」 「?」

「あの2人、今年は、旅行に行くみたいだから。」

「?!旅行?珍しいな。」「そうだよね~。」

…あの2人がねぇ…。なんて思っていると、

「あ、兄さん…!」少し落ち着いた俺…。今度はなんだ…?…「…合わせてよ!」

「誰に?」 「兄さんの彼女に(笑)」

「!イヤだ!」 「別にいいでしょ?減るもんじゃ無いし!」 「まだ付き合って、2ヶ月位しか経ってないから、もう少ししたら、合わせるから。」「?!2ヶ月で、アパートに泊めたの?!」

あ!余計なコトを…(汗)

「早くない?!」 「…事情があるんだよ!」

「へ~どんな?」

…コイツ面倒だ!


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