気付いてない…
なんで…明里が?アイツ、地元にいるんじゃ?
加藤 明里…。間違いなく”妹”だった。なんで分かったか…。それはこの、緊急連絡先の住所が、俺の本籍地だから…。まさか妹が受講者だとは…。朝礼中にも関わらず、俺は、河本に…
「すみません、河本主任…この方の担当、変わってくれませんか?」
と、頼んだ。河本は、変わってくれたが、変わった所で…すぐに…(汗)
午前中の講義が始まった。…パソコンに集中しているのか、俺には全く気付いてなかった。…
「加藤さん、これでいいですか?」
受講生の質問で、我に返り、慌てて、画像を見て、応えた。「大丈夫です。次は、この…」
と…俺の声に気付いたのか、振り返った明里…。
「!に…」 慌てて、俺は、明里から、目を逸らした。ジッとこっちを見ている明里…。
午前中の講義が終わると…。明里は帰って行った。その日の休憩中…。俺は、つきさんが作ってくれた弁当を食いながら、明里にメールした。
「後で、会えるか?」 と…。5分後…。”キン”♪と…メールがきた。
「うん。兄さんのアパートに行くから。」
「了解。夕方6時には帰るよ。」 「了解。」
そうメールを返して、弁当を食っていた。弁当を食っていた、俺に河本が声をかけた。
「加藤 明里さんと知り合い?」
「…はい…。」 「もしかして…妹さん?」 と…田山さん…。
…バレてるし(汗)…。
「…はい…。」恐る恐る、返事をした。すると…
「やっぱり…。」 と仁科室長と河本…。
「黙っててすみませんでした。」
謝ったものの…。星野主任…。
「可愛いね。妹さん。20代?」 「今年31になったばかり…。」「いいなぁ。若くって。」
田山さん、さほど変わらないのに…。
なんて思っていると、
「ここが勤め先って言ってなかったの?」 と河本。
「妹とは、あまり連絡を取りませんから。」
…そんな話をしながら、昼休憩が終わり、午後の講義も無事に終わった。退勤前に、つきさんに会って、洗った弁当箱を返す…。
「今日、寝坊したから、適当でごめんなさい。」
「美味かったですよ♪ありがとうございます♪じゃ、また明日。」 「はい♪お疲れ様でした。」
あのつきさんが寝坊…。ていうか…なんか顔色悪かった様な…気のせいか?と思いながら、アパートへと帰った。




