ズル休み…?
次の日…。出勤し休憩終わりに更衣室でばったり伊原さんとあった。
「お疲れ様です。青野主任。大変でしたね。体調大丈夫ですか?河本主任が心配してましたよ。」
「ありがとうございます。どうも寝不足だった様です…。1日半休んだら大分良くなりました。」
「…無理しないで下さいね。」 と、話していたら…?
「へぇ~…。あの伊原君に心配してもらってるんですかぁ?いいなぁ? 私も心配され…。あ、分かった。もしかして、ズル休みですかぁ?」
…な…何?この女性…。初対面で…こんな…?それに、伊原君??…と思って居ると…。
「…他部署の方が口出ししないで頂きたいですね?…構うことないですよ?行きましょう…。」 …伊原さんが私の背中をそっと、支える様にして、ある所へと連れて行った。1階の面談室。伊原さんと中に入ると、ポケットからスマホを取り出し、誰かにメールした。
「ちょっと待ってて下さい…。」 「…はい…分りました。」
10分後。ら…河本主任と加藤主任が来てくれた。「…う…青野主任。大丈夫ですか?」「…はい。」
「伊原さん、大丈夫?」青ざめている加藤主任。
「…キレたら面倒起こすから、我慢した。それより、…アイツ何とかしないと、うちらだけでなくて、受講生にまでやりかねないかもよ?」
「……。」頭を抱えている、河本主任と
「…。」困り顔の、加藤主任…。
4人で、どしたもんかと悩んでいた。中々いい案が出ずに、この日の休憩は終わった。
その後、その方は急に休んだりしていたらい。雷斗さんが教えてくれた。アレだけ元気だったのに、体調を崩したとか…。
そして…。とうとう騒ぎが起こった…。
PC科休憩中…。
「…え~…私じゃありません。」 「ですが貴女だってクレームが来ています…。」
仁科室長とその方が話している。最近、入職してきた方で、小山もゆさん…。2人の話を耳にしていた俺…。そのクレーム内容は…似たような年齢の男性の受講生に、話したこの言葉…。「こんな事も分からない?」 この言葉が、受講生の心を傷付けた。習いたくて来ていた方…。平気で話していた。周りの受講生も、驚き、不愉快な顔をしていた。その度に、謝っていた…。
「私じゃありません!…河本主任、私…。」 俺に助けを求めてきた…。俺は、小山さんに、
「…分りました…。なら、クレームを出した方に直接会って話を聞きましょうか?」
と提案してみた。と…急に顔色を変えた、小山さん。だが…
「…何故、そこまでするんですか?謝ればそれまでじゃないですか?!てっいうか!貴方達上司が…」
と…突然!
「いい加減して下さい!謝る事が俺らの仕事…と言いたいのか?! 貴女には教える立場と言う事が分からないのか?!」
「……。」 突然の仁科室長の怒号…。全員が驚いた。




